朝ごはん ちゃんと食べてますか?
朝ごはん・・・それは“体温を上げて血流をよくする”、“脳にエネルギーを与える”など、あなたの身体を目覚めさせ、一日の始まりには欠かせない活力のもとになる働きをもっています。
朝食を食べずにでかけるあなた、その習慣を変えてみませんか?
三重県民の朝ごはん
平成23年度に三重県が実施した県民健康意識調査の結果によれば、三重県民の約7%が、朝ごはんを食べる習慣がない(「ほとんど食べない」または「まったく食べない」)ことがわかりました。これを年代別にみると20~30才台が最も多く、男性で約20%、女性で約9%が朝ごはんを食べていませんでした。
若い子育て世代に朝ごはんを食べない習慣がみられたことは、本人はもちろんのこと次世代を担う子どもたちの健康的な生活習慣の形成にも影響を及ぼすのではないかと心配されるところです。
(↑平成23年三重県県民健康意識調査)
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朝ごはんの効用
朝ごはんは、一日の始まりの大切な食事で、規則正しい生活リズムをつくる基本です。朝ごはんを食べることで体温が上昇し、血流がよくなります。寝ている間に消費したエネルギーの補充もします。よく噛んで食べることにより、脳や消化器官が目覚め、朝の排便にもつながります。
朝ごはんを食べずに一日の食事の回数を減らすと、体脂肪が蓄積され肥満につながる要因になることもよく知られているところです。また、朝ごはんを食べない人に多くみられるのが、夜更かしと夜食の習慣です。勤務や勉強の関係から夜中に食事をとる人は空腹感をやわらげる程度に軽めにし、そうでない人は、まず朝ごはんを食べることから生活リズムを変えてみませんか。
朝ごはんと一日の栄養バランス
〈欠食(朝ごはん)の有無別による一日の栄養摂取量〉
朝ごはんを食べないと栄養のバランスはどうなるのでしょうか。ここで、実際に、一般的に不足しがちな栄養素であるカルシウムやビタミン類について三重県民の摂取状況をみてみましょう。 | |
朝ごはんを食べない人の摂取量を「1」として、一日3食たべている人の摂取量を比較すると、たんぱく質は1.3倍、食塩相当量は1.2倍とあまり変わらないのに対し、カルシウムは1.5倍、食物繊維は1.6倍と、やはり3食のうち1食分が少なくなっています。 |
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しかし、ビタミンAは1.8倍、ビタミンB1は2.4倍、ビタミンCは2倍とビタミン類ではその差が大きく、単に1食分抜いただけとは言えないようです。
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食品の摂取量で比べてみると、肉や魚の摂り方に大きな差はみられませんが、朝ごはんを食べない人は食べる人に比べ野菜類や果物(生)の摂取が少ない傾向がみられました。 | |
また、反対に、アルコール飲料は、朝ごはんを食べない人が、食べる人よりも多く摂取していることもわかりました。飲酒の習慣が朝の食欲に影響しているのかもしれません。 |
〈欠食 (朝ごはん)の有無による食品の摂取量(一日)〉
朝ごはんのある生活から始める健康づくり
朝ごはんを単なる一日3食の中の1食と捉えないで、「朝ごはんを食べるという習慣」が、よい一日の生活のリズムを生み、生活習慣と食生活を健康づくりにシフトしていく第1歩だと考えて、若い時から大切にしたいものです。
さあ、始めてみましょう 朝ごはん生活。
パパッと朝ごはん ♪ レシピ |
朝ごはんの習慣をつけるには、まず早起きして好きなものでいいから何か食べてみて。
次のステップで、「朝ごはん」に「野菜」をプラスです。
オーブントースターで手軽に ブロッコリーのオーブン焼き |
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栄養価(一人分)
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【つくり方】
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お手軽バランスごはん 【材料】 |
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栄養価(一人分) |
【つくり方】 |