4.広大な伊勢平野の恵む食文化
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三重県は1年中緑が絶えないと言われるほど気候温暖でいつも何か植物が育っています。三重の気候は稲作に適し、特にお酒に適した山田錦のおかげで、酒造も盛んです。 三重県では生鮮野菜の他に多くの漬け物がおいしい。朝熊小菜の漬け物、伊勢たくわん、くき漬け(八頭の茎であるずいきを赤しそで漬けた物。皮をむいて刻み、御飯と共に食べるとさっぱりした酸味があり、美味しい。)などは伝統的な三重県の漬け物です。また、たか菜の漬け物はめはり寿司にすることによって三重県独特の美味しさがあり、めはり寿司と共に三重県の特産です。めはり寿司(写 真)は漬けたたか菜の芯の部分をみじん切りにし、ご飯に混ぜて握り、2杯酢で味付けしたたか菜で包むものです。かつては山仕事などの弁当にもなっていたそうです。 さつま芋は芋餅にしたり、きんこ(茹でて干したもの)にすることで、保存性と別の美味しさが醸し出されます。 最近は北勢地方中心になばながたくさん収穫されるようになって、新たな食文化を築きつつあります。 |
めはり寿司 芋餅 なばなケーキ |