「三重県がん診療連携準拠点病院」、「三重県がん診療連携病院」の指定申請受付を開始します
三重県では、がん患者がその居住する地域にかかわらずがん医療を受けられるよう、地域の医療機関が連携を強化して、適切かつ高度ながん医療が提供できる体制の充実に努めており、県が指定する病院として、以下の2類型を設けています。このたび、令和5年度からの指定にかかる申請受付を開始いたします。申請をご検討される場合は、「5.問い合わせ先」までご連絡ください。
1.指定類型
(1)三重県がん診療連携準拠点病院(以下「準拠点病院」)
拠点病院に準ずる病院として、がんの標準的・集学的治療を行う病院
(指定要件)
「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」の「Ⅱ 地域がん診療連携拠点病院の指定要件について」
に掲げる要件を原則すべて満たすこと。
(留意事項)
・本県のがん医療の均てん化及び診療機能の集約化・重点化をはかる観点から、拠点病院とあわせて10
機関程度整備することを目途とする。また指定に際しては、地勢、アクセス面などの地域性を踏まえ、
地域ごとのバランスを考慮する。なお、指定にかかるがんの医療圏は、地域医療構想区域を基本とす
る。
・放射線診断、放射線治療、病理診断にかかる要件については、必須とはしないものとする。なお、他の
医療機関との連携によって対応する場合、連携先の医療機関や連携状況について具体的に示すこととす
る。
・院内がん登録数、悪性腫瘍の手術件数、がんに係る薬物療法のべ患者数、放射線治療のべ患者数、緩和
ケアチームの新規介入患者数の基準値については、当該医療機関が所在する地域の対象人口見合いとす
る。
・患者割合を算出する際に分子に用いる新規入院がん患者数は、当該区域に居住する患者を対象とする。
また、分母に用いる患者調査の数値は、当該医療機関が所在する区域の人口見合いとする。
・指針に新たに追加された要件のうち、要綱で示す項目について、当面の間、原則必須とする。
(2)三重県がん診療連携病院(以下「連携病院」)
拠点病院及び準拠点病院との連携を前提として、拠点病院及び準拠点病院を補完する病院
(主な指定要件)
・高度又は特異性のある医療の提供や、当該医療機関が所在する医療圏における対象患者数が多く拠点病
院や準拠点病院では対応しきれない医療の提供を行うこと
・拠点病院や準拠点病院で構成する連携体制やネットワーク会議等に参画すること
2.申請方法
「三重県がん診療連携準拠点病院・連携病院新規指定(指定更新)申請書」(第1号様式)に、指定類型ご
とに定める書類を添付して、医療政策課に1部及び電子データを提出してください。
※ 提出する資料の詳細についてはお問い合わせください。
(1)準拠点病院
「拠点病院」指定に際して厚生労働省に提出する書類に準じた書類
(2)連携病院
指定要件に掲げる医療を提供していることを示す書類
3.提出期限
令和4年10月31日(月)まで
4.申請受付後の手続き
受理された申請については、申請内容及び診療機能、地域バランスなどの状況を勘案し、年度末までに指定
の可否を判断することとし、その際、三重県がん対策推進協議会から意見聴取を行います。
なお、必要に応じてヒアリング、現地調査などを行う場合があります。
5.問い合わせ先
〒514-8570 三重県津市広明町13番地
三重県医療保健部医療政策課 井坂、松上
電話:059-224-3374 FAX:059-224-2340
電子メール:iryos@pref.mie.lg.jp
関連資料
・ 三重県がん診療連携準拠点病院及び三重県がん診療連携病院の指定に関する要綱(PDF)・ (参考)県がん医療提供体制のイメージ(PDF)