三重の水害
三重県は、温暖な気候風土と美しい景観を有する反面、地形的に自然災害の発生しやすい特性を持っており、頻繁に豪雨や台風などにより、各地で大きな被害に見舞われてきました。【三重県の主な水害】
気候変動の影響により、全国的に局地的大雨の発生回数が増加していますが、三重県においても増加傾向にあり、「猛烈な雨(1時間に80mm以上の雨)」の発生回数をみると、最近14年間(平成16年から29年)は34年前(昭和59 年から平成5年)に対して約3.0倍に増加しています。こういった局地的大雨の増加に加え、ゼロメートル地帯や、熊野灘沿岸の河口閉塞傾向にある河川など、さまざまな災害の発生要因を抱えており、水害の発生に対する備えが必要となっています。