三重の河川と環境
三重県内の河川について、有機汚濁の代表的な指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)で見ると、全国の河川(2,572河川)における環境基準の達成率が94.1%であるのに対し、県内では環境基準の類型が指定されている47河川62水域(63地点)のうち、60水域で環境基準を達成しており、達成率は96.8%となっています。県内には美しい清流が残されている一方で、水質の悪化が進んだ河川もあることから、一人ひとりが水質の保全に気を配る必要があります。また、干潟や瀬・淵など多様な環境を有し、良好な水質である河川は、多様な生物が生息・生育・繁殖する場となっています。良好な水質を保全するとともに、これら多様な環境が維持されるよう努めなければなりません。