現在の環境行政の課題は、地球温暖化への対応などの地球規模の環境問題から、自動車交通に伴う排出ガスや生活排水処理などの身近な問題まで広範囲にわたっており、環境保全のための総合的な方策が欠かせないものとなっています。
また、東日本大震災の発生とこれに続く原子力発電所の事故は、自然への脅威や畏敬の念をあらためて想起させられるものでした。
私たちの社会や経済の豊かさは、それを取り巻く環境の持続可能性に大きく依存しています。三重県では、新たに策定した「三重県環境基本計画」において、資源の循環的な利用やエネルギーの有効活用、地域の生態系や自然の保全などを通じて、持続的発展が可能な社会の構築をめざします。