平成21年度 被災建築物応急危険度判定模擬訓練
1 概要
大地震が発生した後の二次災害を防止するために、被災した建築物の危険性を応急的に判定する被災建築物応急危険度判定(以下「判定」といいます。)の模擬訓練を、県、市町及び建築関係団体で構成する三重県建築物震後対策推進協議会等が、事前に参加申込いただいた県内の被災建築物応急危険度判定士(以下「判定士」といいます。)を対象に、実物の建築物を使用して行いました。
(1) | 実施日時 | 平成21年12月16日(水)11:15~15:30 |
(2) | 訓練施設 | 旧三重県紀州家畜保健衛生所(熊野市有馬町5731) |
説明会場 | 熊野市文化交流センター(熊野市井戸町643-2) | |
(3) | 参加者 | 県職員判定士 5人、市職員判定士 10人、その他 2人 |
(4) | 主催 | 三重県建築物震後対策推進協議会・三重県建築行政会議 |
2 目的
万一の際、判定士が、円滑かつ的確に判定を実施できるよう、判定技術及び判定活動に対する意識の向上を目的としています。
3 内容
(1) 訓練内容
午前中、調査表の記入方法、留意事項等の説明を行った後、午後、営繕室発注の解体工事現場である判定訓練施設に移動し、予め重機等で加力し、擬似的に被災状況を再現した建築物を使用して判定を行いました。
その後、再び説明等会場に戻り、各判定士の判定結果について発表・意見交換等を実施しました。
(2) 対象建築物
解体予定の3棟を対象に判定を実施しました。
(3) 訓練日程
4 実施結果
(1) 概要
当初事務局の判定結果に対して、概ね各班の判定結果は一致したものの、建築物(3)において蟻害被害の見方等の影響で、一部異なる結果となった班もあり、判定制度の課題が浮き彫りとなりました。
(2) 結果詳細
(3) アンケート
参加者全員に記入いただいた結果によると、内容、運営等に関 して、好評を得られたほか、全員が本訓練は、判定士の技術等の 向上に有効との回答でした。
(4) 報道
当日は、NHK津放送局及び三重テレビ放送の取材が入り、当日夕方から夜にかけて、その模様が放送されました。