地震と家のおはなし
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地震のおはなし地震の揺れは地盤を伝わり...
揺れは家まで達して...
そんな地震を「災い」にしないために地震は自然現象ですので起こることは避けられません。 私たちは活動するためや快適に暮らすために建物や道路などを作っています。 自然現象である地震がこれらに「困ったこと」をすることで、財産としての家などを失うことになってしまうだけでなく、凶器あるいは出火時には火災といった「災い」となって私たちに襲いかかるのです。 この「災い」に対する備えの第一歩が次の「健康診断」(耐震診断)です。 家のおはなし備えの第一歩は、家の「健康診断」からそこで、家の「健康診断」つまり、耐震診断ですが、まずは簡単に人の病気に例えてみましょう。 建物は、「古くなる→弱くなる→病院の代わりに専門家にみてもらう」ということになります。 では、「自覚症状」はどうでしょうか。 例えば、床のたわみ、柱と建具にすき間が生じてくる、というようなことがあります。 家には「二大成人病」ともいえる「鉛直病」と「水平病」があります。上の自覚症状は、重み(鉛直力)による「鉛直病」によって生じるものです。 もうひとつの「水平病」というものは自覚症状がほとんどなく、地震の瞬間ゆれた時に「発病」(場合によっては最悪の事態も)してしまうものです(地震の力は建物に対しては横(水平)に働く方を中心に考えます)。 このため、最悪の事態にならないように事前の「健康診断」である『耐震診断』が必要になります。 また、建てられた年を考えることも必要です。昭和56年6月に建物の法律(建築基準法)が改正されたのですが、それより以前の建物を新しい法律に合わせることはできませんので、すでにある建物は新しい法律には適格でないということになります。(「既存不適格建築物」)。 そのため「病気」をかかえているおそれが高いので、是非とも診断をすべきといえます。 診断には、専門家でなくてもできる自己診断(左欄参照。コンピューターソフトウェアもあります。)や、専門家の行うものでも、外観簡易診断、調査を簡素にした診断、しっかりとした調査も行う診断といろいろあり、必要に応じて(これが難しいのですが)選べば好いことになります。 診断結果に応じて(これはさらに難しい)地震に耐えるようにする補強工事等を行うことになります。 |