人口減少対策の推進
本県では、平成27(2015)年から「三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、これに基づいて施策を展開することで人口減少対策に取り組んできました。一方で、平成19(2007)年をピークに人口減少が年々加速しており、令和2(2020)年の国勢調査結果によれば、本県人口は約177万人で、平成27(2015)年の約181万6千人から約4万6千人減少し、5年間の減少率は2.51%とこれまでで最大となりました。人口減少に関する課題は、一朝一夕には解決できない構造的な問題であり、その対策については総合的な取組が不可欠であることから、推進体制の整備を行うとともに、エビデンスに基づいた効果的な人口減少対策に取り組んでいくこととしています。
三重県人口減少対策方針
三重県人口減少対策方針の関連資料はこちら三重県人口減少対策推進本部
人口減少について、庁内部局が現状・課題等を共有し、適切に役割分担しつつ、緊密に連携しながら総合的に対策を推進するため、「三重県人口減少対策推進本部」を設置しました。設置根拠
三重県人口減少対策推進本部設置要綱三重県人口減少対策推進本部会議
みえ人口減少対策連携会議
県と市町が連携を強化して人口減少対策に取り組むため、県内全29市町と県の担当課長で構成する「みえ人口減少対策連携会議」を設置しました。本会議を通じて、人口減少対策に関する意見調整、情報共有、共同での調査研究を行うとともに、具体的な施策や、県と市町の共同連携事業の実施についても検討していきます。
設置根拠
みえ人口減少対策連携会議設置要綱みえ人口減少対策連携会議
会議資料、概要三重県人口減少対策有識者会議
三重県における人口減少対策の効果的な推進について、総合的かつ専門的な見地から意見をいただくため、「三重県人口減少対策有識者会議」を設置しました。設置根拠
三重県人口減少対策有識者会議設置要綱三重県人口減少対策有識者会議
会議資料、概要人口減少対策・人材確保に向けた産学官連携懇話会
三重県における人口減少対策及び人材確保について産学官が連携して推進するため、「人口減少対策・人材確保に向けた産学官連携懇話会」を設置しました。設置根拠
人口減少対策・人材確保に向けた産学官連携懇話会設置要綱人口減少対策・人材確保に向けた産学官連携懇話会
会議資料、概要人口減少に関する調査・分析
令和4年度「三重県人口減少実態調査・要因分析業務」
三重県における人口減少の実態を明らかにするため、自然減および社会減に関するデータを収集・整理したうえで、その要因について分析を行いました。自然増減及び社会増減に関するデータ収集結果資料
分析報告書
資料編
令和5年度「三重県人口移動実態調査・要因分析業務」
三重県における転入・転出の理由や人口移動に関するデータについて、社会減対策のベースとなる分析を行うとともに、経済分野におけるジェンダー・ギャップが大きい背景の分析・実態把握を行いました。業務報告書
みえU18会議
三重県は転出超過数の約8割を15~29歳の若者が占めています。そこで、「住み続けたい、帰ってきたい」三重県となるよう、「みえU18会議」を開催し、進学や就職などで県外へ流出する前の世代である高校生と知事による意見交換を行いました。令和5年9月27日 三重県立津高等学校 概要
令和6年8月5日 三重県立四日市高等学校 概要
人口減少の課題を解決するアイデアの募集
令和4年度県民提案募集(旧「みんつく予算」)の仕組みを活用し、人口減少に関するさまざまな課題の解決に向けた19の個別課題に関する提案・アイデアを募集したところ、過去最多となる351件もの応募をいただきました。今後、それぞれの担当部局が提案内容を審査し、事業構築の参考とさせていただきます。たくさんのご応募、ありがとうございました。
人口減少対策フォーラム
令和4年4月2日に、県内市町長、県議会議員等が参加する「人口減少対策フォーラム」を開催し、内閣官房参与の山崎史郎氏に基調講演をいただくとともに、山崎氏と名張市長(当時)の亀井利克氏、三重大学医学部教授の笽島茂氏、一見知事によるパネルディスカッションを行いました。▲山崎氏 | ▲亀井氏 | |
▲基調講演の様子 | ▲笽島氏 | ▲一見知事 |