ポスターを描くときに大切なこと
ポスターに大切なことは、「伝える内容」が「きちんと伝わる」ということです。
ではどうすれば「きちんと伝わる」のでしょうか?
ポスターが貼られている場所に注目してみましょう。ポスターが貼られている場所というのは、街や学校、駅など人々が行きかうところですね。そんな場所にいるいろんな人たちに「伝える」のです。
まずはポスターの方へ振り向いてもらわなければなりません。それに、見てもらえる時間はあまり長くないでしょう。
そういったところから、どんなポスターが「きちんと伝わる」ポスターなのかと考えると、次のようなポスターになります。
そして、このようなポスターを描くにはアイデアスケッチの段階で、どんな絵や文字を使うか、また、色、形、大きさなど配置などをしっかり考えておくことが大切です。
よく目立つ! 目立たないと 気づいてもらえません |
わかりやすい! 短い時間で内容をわかって もらわなければなりません |
記憶に残る! すぐに忘れられて しまってはいけません |
ポスターを描く手順
ポスターは絵と違って、必ず「何かを伝えるため」にかかれるものです。「何を伝えるのか」「どうしたら伝わるのか」しっかり計画しておかなければなりません。そこで、ポスターを描くときの手順や大切なことについて考えてみましょう。
1 テーマさがし
最初に「伝える内容」を考えましょう。頭だけで考え込まず、人権について先生や友達と話をしたり、資料を読んだりして、あなたが伝えたいことを決めましょう。
2 アイデアスケッチ1
「伝える内容」が決まったら、それをどうやって絵と文字で表現していくのか、いろいろなアイデアを出してみます。かんたんでもかまいませんから、思いつくものをいくつも描いてみましょう。
3 アイデアスケッチ2
「これだ!」というアイデアが出たら、今度はそれをもう少し大きく、ていねいに描いてみます。絵や文字の形、大きさなどもよく考えましょう。色鉛筆で色もつけてみるといいですね。
4 本番!
さあ本番。アイデアスケッチをもとに、一生懸命ていねいに描くことが大切です。鉛筆でしたがきするときは、強くかきすぎないようにしてください。色をぬるときは、なるべく薄い色からぬりましょう。