平成25年度 第3回中央労使協働委員会 概要
(日時) 平成26年3月24日(月) 16:00~16:45
(場所) プレゼンテーションルーム
(参加者) 県)知事、植田副知事、総務部長、総務部副部長(行政運営担当)、総務部副部長(財政運営
担当)、総務課長、行財政改革推進課長、人事課長、福利厚生課長、管財課長
組合)中央執行委員長、副中央執行委員長、書記長 他
(議題) 1 総勤務時間縮減運動について
2 ワーク・ライフ・マネジメントの推進について
(1)ワーク・ライフ・マネジメントの推進について
(2)平成26年度ワーク・ライフ・マネジメント推進方針について
3 その他
(1)今後の予定について
(2)その他
※ 議題に入る前に知事及び委員長のあいさつ
(知事あいさつ)
・ 今年度も、労使協働でさまざまな取組を展開してきた結果、男女共同参画などについては、一定の成果を上げることができたものの、総勤務時間の縮減については、取組の成果があらわれていない状況にある。そうした状況について共有したうえで、次年度に向けた取組を考えていきたい。
・ 昨年12月の労使協働セミナーで提案させていただいた「ワーク・ライフ・マネジメント」についても、来年度、労使協働で検討していくことになると思うが、今日はその第一歩になる委員会になると考えている。
(委員長あいさつ)
・ 「日本一、働きやすい県庁(しょくば)」「日本一、幸福が実感できる県政」に向けて、新年度も「ワーク・ライフ・マネジメント」などに、しっかり取り組んでいきたい。また、今日は、その足掛かりを得られればと思う。
1 総勤務時間縮減運動について
2 ワーク・ライフ・マネジメントの推進について
※ 行財政改革推進課長から資料説明
以下、発言は○が労側、●が使側である。
○ 今までは仕事だけを一番に考える職員が多く、仕事の残り時間をライフに充てていた。子育てや介護も社会的な仕事であり、職員には、仕事も大事だが、仕事以外のことも大事であるという意識を持ってほしい。そうすることで、仕事もより効率的に行わなければならない。また、そうしている職員をお互い認め合う県庁にしていきたい。所属長のマネジメントも重要であり、お互い協力して取り組んでいきたい。
● 思いは同じであり、協力して取り組んでいきたい。
○ 26年度の推進方針に記載のあるとおり、管理職の積極的なマネジメントによる業務削減等が重要になってくると考える。過去の取組では、数字が先行すると、なかなかうまく回っていかないのではないかと感じている。対話によって進めていけるよう組合員にしっかり伝えていくので、管理職員も積極的に取り組んでいただきたい。
● 業務の削減は簡単にできるものではないが、プロセス改善等に少しずつでも取り組んでいく必要がある。また、各部との意見交換では、目標を掲げた方がやりやすいとの声もあり、今回目標を掲げた。なお、時間外勤務実績10%減を目標としているが、この目標を達成すると平成22年度と同水準となる。
○ 目標が何もないと取り組みにくいとの意見もわかる。しかし、所属によっては、いろいろな状況があるので、何が何でも一律10%とならないよう、進め方、伝え方を配慮してほしい。
● 共通幹事会等でも説明しているが、一律に目標を達成せよと指示するつもりはない。全庁の目標である。所属長は、全庁の目標に向かって、各々の職員との対話を踏まえ目標を設定していただきたい。
● ライフを充実させようと思うと、自分の限られた時間をどうマネジメントしていくかということになり、時間を効率的に使って仕事を進めることになると思う。
○ この取組を進めて、今までのようにワークだけに重点をおくのではなく、ライフも充実できる県庁文化に変わっていけばよいと思う。
○ 次世代育成の取組は進んできたが、介護の取組が弱いのではないか。現時点では職員のニーズは多くないかもしれないが、将来的には介護の必要性は高まってくる。介護は高年齢層のモチベーションの向上・維持という面にも関わってくるので、より柔軟な働き方などについて、労使で考えていきたい。
○ 「ワーク・ライフ・バランス」ではなく、「ワーク・ライフ・マネジメント」であり、組織として支援していくということを表明してもらったので、職員としても心強い。ただ、管理職員の意識に左右される部分が大きいので、管理職員がしっかり認識してほしい。
● 介護の必要性は認識している。既存の休暇制度の周知等を図っていくほか、意見交換もしていきたい。
また、目標を掲げることで、サービス残業がでてくるのではないのかという心配をされていると思うが、長い取組の中でそのような心配はないと考えている。管理職員にはしっかり周知していきたい。
(委員長) 「ワーク・ライフ・マネジメント」として、ここまで取り組んでいる例はあまりないので、成功させたい。過去2回の労協セミナーは内容もよく、労使ともに多くの参加者が共感してセミナーから帰っていったと思う。それだけに実現させたい。一方、現場ではやらされ感があるのも事実であり、ワーク・ライフ・マネジメントのマインドをいかに醸成していくかが重要である。また、推進方針で少し介護について触れてもいいのではないか。
(知事) 介護のことも相談してみたらいいのでは。
政府の委員会等で育児参画シートの取組を紹介すると、みんなが「ほぉー」と感心する。地道な取組も当然必要だが、せっかく「日本一、働きやすい県庁」をめざすなら、他県に広がるような「ほぉー」という取組ができればいいのではないかと思う。
(委員長) 別表のように前からやっているいい取組もたくさんあるが、お祭りとは言わないが、楽しい取組があってもよいと思う。
(知事) 6月に開催される「ファザーリング全国フォーラムinみえ」も労使で分科会を持つことになっており画期的である。
(委員長) 今回の取組に一番期待しているのは、超長時間勤務職員の削減である。ぜひ結果を出したい。
(知事) 同感である。
3 その他
※ 人権・労使協働監から口頭で説明
・次回の労使協働委員会は5月以降を予定。
・6月に開催される「ファザーリング全国フォーラムinみえ」の分科会において、これまでの労使協働の取組を発表することを検討している。
以上