平成23年度 第3回中央労使協働委員会 概要
(日時) 平成24年3月23日(金) 16:30~18:00
(場所) プレゼンテーションルーム
(参加者) 県)知事、安田副知事、総務部長、総務部副部長、総務部総括室長、経営総務室長、
人材政策室長、福利厚生室長、管財室長 他
組合)中央執行委員長、副中央執行委員長、書記長、書記次長 他
(議題) 1 日本一、働きやすい県庁(しょくば)について
2 職員満足度アンケート2011について
3 その他
※ 議題に入る前に知事及び委員長のあいさつ
(知事あいさつ)
・ 平成24年度当初予算の策定にあたっては、職員労働組合の皆さんと真摯な議論をし、一定の理解を得て予算を組むことができた。議論の過程で職員の仕事に対する一生懸命な気持ち、日常生活の重み、家族に対する思いを聞き、提案の重さを実感した。厳しい状況の中でも粘り強く議論を重ね、建設的な結論を出していただいたことに感謝申し上げたい。災害復旧等さまざまな課題が山積している状況であるので、組合の皆さんとしっかり議論、意見交換していきたい。
(委員長あいさつ)
・ 日本一、働きやすい県庁(しょくば)については、小委員会でコンセプトについて議論してもらったところ。昨年の知事の職場訪問における議論をきっかけに、鳥インフルエンザの体制について話し合いができたことはありがたかった。しかし、防災対策にあたる職員の体制等については、まだ課題があると考えており、整理をお願いしたい。
・ 職員満足度アンケート結果を見ると、特に管理職員の満足度が低下しているが、これは給与カットが影響していると考えている。4月から一般職員も同じ状況になるため、働きやすい県庁(しょくば)づくりについて労使で積極的に取り組んでいきたい。
1 日本一、働きやすい県庁(しょくば)について
※ 人材政策室長、人権・労使協働特命監から資料を説明
以下、発言は○が労側、●が使側である。
○ 知事の年頭挨拶で「家族を大切にできる職場づくりをしていきたい」との話があったが、知事のイメージや考えていることがあれば教えていただきたい。
(知事) 私も小委員会での議論と同じようなことをイメージしていた。個人的にも実践していきたい。また、災害時に家族のことを心配しながら職場に駆けつけなければならないという切実な思いを職場訪問の際に聞いた。BCP検討の中でも議論していきたい。
○ パワハラの言動例について、同僚間の事例はないのか。パワハラ防止等の基本方針の実効性を高める必要があると思うが、どのように周知するのか。
● 同僚間でもパワハラがあり得るということは留意事項に記載しており、倫理研修でも説明したい。効果的な周知方法については相談させていただきたい。
○ 連続休暇を取得しづらい雰囲気の職場もあり、雰囲気づくりが大切。年度初めの知事挨拶でメッセージを出していただけるとよいのではないか。また、取得計画表を作成して取り組むのか。
● 取得計画の立て方については、相談させていただきたい。
(委員長) 防災関係の課題については、何となく議論が消えてしまうということのないようにしたい。私たちも議論に参加したいと考えているのでよろしくお願いしたい。また、今回確認する内容を踏まえたうえで、管理職員の率先実行取組を作成するなどの働きかけをお願いしたい。
○● 風通しの良い職場、コミュニケーションが取りやすい組織風土をつくっていくことが大切である。
(委員長) 職員が「今年は何か変わったな」と感じるような働きかけをお願いしたい。
2 職員満足度アンケート2011について
※ 人材政策室長から資料を説明
○ 自由記載意見の中にハラスメントの相談窓口に相談できない職員の声はないか。パワハラにあたる行為であっても、一部の職場や職種では指導の範囲内であると認識されている場合がある。パワハラの基本方針の周知にあたっては、その点にも留意してほしい。
● 検討したい。
○ 満足度が下がっているが、総務部としてどのように分析しているか。アンケート結果について改善点を具体的に示して各部局に伝えていただけるのか。
● 数値だけでは原因がよくわからない部分がある。各部局にはデータを提供するが、進め方については考えさせてほしい。
(委員長) 来年度は一般職員も含めて給与に関する満足度が下がることが予想される。職員の意欲を上げるような取組が必要と考える。
3 その他
※ 総勤務時間関係資料について経営総務室長から資料を説明
○ 総勤務時間が増えている大きな要因は災害か。公共事業を所管していない出納局や教育委員会も増えているとのことであるが、その他の要因にはどんなものがあるのか。
● いろいろな計画の作成や東日本大震災の応援による影響もある。
(委員長) 時間外勤務500時間超職員数の増加が心配である。過重労働対策について、健康管理医の動きはどのような状況か。健康管理医から心配なケース等について報告はあるか。
● 健康管理医が尾鷲、熊野に毎月出向いており、1日20人ぐらい面談してもらっている。
ケースとしては、特に仕事をなかなか切り上げて帰れない、食事がとれないという状況もあるため、課長や所属長に対して、一定の時間にはみんなで食事をとるような配慮をしてもらうことや、この時間になったら帰ろうという声かけをしてもらうようにしている。
(委員長) 今後の対応策を考えるために、健康管理医の指導状況等について整理していただくのが良いのではないか。
● 25日の安全衛生委員会でも報告させていただきたい。
以上