共同アピール2011
私たちは、対等と信頼を基本とした関係の下で、県民に対する説明責任を果たしつつ、県民満足度と職員満足度の向上に取り組んできました。
そのために、労使があらゆる課題について真摯に、民主的に話し合っていく場として「労使協働委員会」を設け、オープンな場で情報の共有を行いながら、課題解決に向け建設的な議論を重ねてきたところです。
いま、わが国は人口減少社会の到来、経済のグローバル化による雇用形態の変化、国や地方の厳しい財政状況など、先行きの見通しが困難な状況にあります。加えて、未曾有の複合大災害となった東日本大震災の発生により、人と人、人と地域などの支えあいや絆の大切さが改めて認識され、様々な主体の連携・協働が強く求められています。
このような社会情勢の変化を受けて、私たちは、安全で安心して暮らすことができ、また地域が主体性を持ち、地域の価値観に基づく新しい豊かさが実感できる社会を目指していくために、自らの果たすべき使命や役割をしっかりと認識し、力を合わせて幸福が実感できる県政を進めていかなければなりません。
そのためには、自由に発言できる雰囲気や風通しのよい職場づくりに努めてきたこれまでの労使協働の取組を踏まえつつ、県政運営におけるパートナーとして、真摯に議論を積み重ねていくことが大切だと考えています。
私たちは、職員の理解と納得をもとにした「労使協働」をさらに発展させ、職員が互いのつながりを大切にし、個性や能力を発揮することにより、「日本一、幸福が実感できる三重県」、「日本一、働きやすい県庁」に向けて取組を進めていきます。
平成23年7月5日
三重県 / 三重県職員労働組合