共同アピール2003
私たちは「労使協働委員会」の設立以来3年、過去の労使関係から脱却し、双方が「信頼」と「対等」を基本とした県政運営におけるパートナーとして、さまざまな課題について、オープンで建設的な議論を行ってきました。
社会全体を覆う閉塞感を払拭できない状況において、個々人の感性や精神的なゆとりや豊かさを大切にする、より質の高い成熟した社会の構築がいま求められています。
また、地方分権や市町村合併の進展、県を構成する様々な主体による活動や協働が進み、地域自らの価値観に基づく、個性にあふれた地域づくりを目指す流れは確実に大きくなってきています。
こうした中、行政の枠組みやあり方そのものが問われており、私たちは自らの果たすべき使命や役割をあらためて見つめ直し、県民が安全と安心を実感できる、県民主役の県政を推進していかなければなりません。
そのためには、職員の主体性ある取り組みによって県政の最適化を図ることが重要であり、職員の「気づき」と「納得」をベースとした、「労使協働」の新たな展開が必要です。
私たちは、職員が意欲をもって取り組む「労使協働」へと発展させ、県民のしあわせを目指し、職員が誇りとやりがいをもって働くことができる「元気な県庁」を創造していきます。
平成15年7月25日
三重県 /三重県職員労働組合