共同アピール
時代は、IT革命の進展を始めとして大きく変化しています。冷戦構造が崩壊し、政治や経済の新しい秩序を求める動きが活発になるなか、グローバリゼーションや情報化が著しい速度で進展し、大競争の時代を迎えています。
このような潮流の中、日・{においても、価値観の多様化が進むとともに、社会のあらゆる分野で従来型のシステムの見直し(画一的・横並び型社会の見直し、官民の役割分担の明確化、規制緩和など)が行われています。
地方自治体においても、住民の価値観の多様化に対応し、公共サービスの受け手の立場に立った行政運営が求められており、本県では、「分権・自立」、「公開・参画」、「簡素・効率」といったキー・ワードに沿って、生活者起点の行政に取り組んでいるところです。
私たちの労使関係も、ややもすると「対立・交渉・妥協」といった言葉で表現されがちな従来の関係から脱却し、双方が対等と信頼を基本としたパートナーとして、県民に対し説明責任を果たせる関係を創っていかなければなりません。
そのため、今回新たに「労使協働委員会」を設置し、労使それぞれが自立性を確保しつつ、対等の立場で、情報の共有を前提に、生活者起点のより良い県政の実現を目指して、勤務条件から政策議論に至る幅広い課題について、オープンで建設的な議論を行っていきます。
このような「緊張感ある協働」の場で、真摯な議論を行うことにより、県民満足度の向上を目指し、併せて、職員満足度の向上、すなわち働きがいのある職場、及び職場・家庭・地域で自己実現の図れる状況を創造し、県民から信頼される元気な県庁づくりに取り組んでまいります。
平成12年5月30日
三重県/三重県職員労働組合