労使協働委員会 概要
(日時) 平成16年5月17日(月)13:00~14:30
(場所) プレゼンテーションルーム
(参加者) 県)知事、総務局長、総務局総括室長(組織・職員分野、財政・施設分野)
組織経営室長、人材政策室長、福利厚生室長、管財室長 他
組合)中央執行委員長、同副委員長、書記長、書記次長 他
(議題) 1 総勤務時間縮減運動について
2 職員満足度向上の取組について
3 その他
※議題に入る前に知事、委員長からそれぞれあいさつ。
(知事あいさつ)
・就任1年目は、県民しあわせプランの策定やRDFに係る対応・対策等について、職員に負担をかけた部分があった。今年度は、県民しあわせプランのスタートとなり、県民に向けて新しい時代の「公」という考え方をきちんと打ち出していく年である。
・今後も労使の信頼関係を大切にしながら、「納得」と「気づき」による、より良い県政、組織の構築を目指して、県政運営に取り組んでいきたい。
(委員長あいさつ)
・職員満足度・県民満足度向上という視点で、いろいろな課題について十分な議論をしていきたい。それが、県政運営の様々なシステムを有効にするものだと考えている。
・昨年度は、市町村あるいは県民の方を中心に対話をされたが、今年度は知事に県の職場を訪問してもらい、現場の生の声を聞いていただきたいと考えている。中央労使協働委員会の取組として、知事の職場訪問を計画し、実施していきたい。
1 総勤務時間縮減運動について
※組織経営室長から総勤務時間縮減運動概要について説明
・4年間を振り返って職員満足度アンケート結果あるいは職場の意見から、一定の評価を得ていると考えるが、一方で厳しい財政事情、人件費問題を勘案しながら取り組んでいく必要があり、そういう意味で、あらたな認識も必要になってきていると考える。
・ 総勤務時間縮減運動は目標値を定めずに取組を行っている。それ自体は良いことだが、その目標・目的として「県民サービスの充実、職員の社会的・家庭的に安心した生活、やりがいのある仕事を進める」という基本は再認識・再確認する必要がある。
・年次有給休暇の取得も進んでおり評価できるが、一部で年次有給休暇取得が0日~5日の職員もいる。特に病院事業庁の三交替勤務職員に多い。三交替勤務職員は、毎 月20日~25日ぐらいに翌月の勤務を割り振るため、急な年次有給休暇を取りづらいのが現状である。この件について、病院事業庁の労使協働委員会にて議論してもらいたいと組合は考える。
・病院事業庁としては、H16年度から年次有給休暇の取得について、職場マネージメントの一環として取り組んでおり、目標数値を設定し、その進捗管理を行っている。
・超長時間勤務(時間外勤務500時間以上)者がH15年度はH14年度と比較すると、3割強の増加となっているので、この部分を重点的に取り組んでいく必要がある。選挙・防災・予算関係は、以前から時間外勤務が多い。
・昨年度は、新体制に伴う業務、RDF関係で業務が増えた部分がある。特殊要因や業務の特性上、時間外が多い部署もあるが、時間外勤務が多いことは好ましいことではないし、職員満足度向上の大前提になる問題でもあり、十分議論し対応していきたい。
・全体としては、年次有給休暇、時間外勤務を含め勤務時間に対して、自己管理していくという意識が出てきた。年次有給休暇も以前よりも取りやすいし、サービス残業も解消されてきている。
・時間外勤務が800時間~1000時間の場合、年度途中で検討、確認する必要がある。来年度も同様の議論とならないよう改善していかなければならない。
2 職員満足度向上の取組について
※組合書記長から職員満足度向上の取組概要について説明
(空調の弾力的運用について)
・本庁舎は、管財室が基準を作り冷房の運用時期を7月~9月と設定している。ただし、6月20日以降室温28℃以上の日は、試運転の中で対応している。
・管財室の基準について、気温が上がらなくても湿度が高い場合の運用を検討する必要がある。この部分について職員の不満が多い。長年の課題であるため、各労使協働委員会で議論してもらい、改善したい。また、暑くなる前に議論する必要がある。
・ISO14000も重要であるが、職員の職場環境・健康管理面にも目を向ける必要があるのではないか。
3 その他
○労使協働会議について
・平成16年5月20日(木)に各部局の労使を集め、労使協働会議を開催する。
・各部局の労使に本日議論した「総勤務時間縮減運動について」及び「職員満足度向上の取組について」を説明し、実施・議論の依頼を行う。
○メンタルヘルス対策について
※福利厚生室長から病休等の状況について報告を行う。
・病気休暇、病気休職のメンタル疾患は、30歳から40歳代に集中している。
メンタル疾患の傷病名は、自律神経失調症、うつ病といったものが多い。
・福利厚生室として、一番大事なのは、自分で早く気づくとともに、周りが気づいてあげることであると考える。メンタルサポートシステム、ストレスドック、フレッシュマンケアなどのバックアップ体制を取っている。
・メンタルヘルス対策については、この場だけでなく、労働安全衛生委員会等いろいろな場で議論いただき、職員が元気で頑張っていけるよう取り組んでもらいたい。
○知事の職場訪問について
・労使協働の取り組みの一環として、知事が職場を訪問し、労使の声を聴き、より良い県政の推進に活かすことを目的として実施する。6月訪問予定として、労使双方で調整する。
○労使協働セミナーについて
・今年度も労使協働の理念の浸透を図るため実施する。7月開催予定として、労使双方で調整する。