- facebook
- facebook share
- twitter
- google plus
- line
令和06年09月05日
令和6年度三重県へき地医療体験実習・研修会の様子
体験実習・研修会スケジュール
2024年8月22日(木)・23日(金)に体験実習を行い、24日(土)午後に研修会を行いました。
体験実習について(参加者:学生23名)
合計23名の医学生(自治医科大学、三重大学、名古屋大学)が三重県内のへき地医療機関(9施設)に分かれて体験実習を行いました。
各医療機関の指導医師のご協力のもと、
・施設内の業務見学
診療、予診取り、健診手伝い、看護、介護、リハビリ、検査、調剤など
・訪問診療、オンライン診療の見学
・出張診療所、老健施設、在宅ケアグループなどの見学
・連携クリニック見学
・タウンミーティングへの参加
・患者体験(病院宿泊、病院~自宅への移動、検査など)
・地域見学(防災施設見学など)
等の実習を各施設にて行いました。
研修会 (参加者:75名)
松阪フレックスホテルにて体験実習参加医学生やへき地医療に関わる医療機関職員・医療行政職員が参加し、各医療機関の意見交換や医学生による体験実習報告、そしてへき地医療に関わる特別講演を行いました。
■意見交換会
松浦元哉(三重県医療保健部 部長)より挨拶の後、食事を囲みながらの意見交換会を行いました。様々な職種の方とお話ができる機会でした。紀南病院 加藤院長に中締めのご挨拶をいただきました。
■報告会
各医療機関で実習した学生が実際にへき地医療の現場で「見た」「聞いた」「感じた」ことを発表しました。発表後には研修会参加者から多くの質問があり、活気溢れる報告会となりました。
■特別講演
特別講演では日本におけるオンライン診療の先駆者である山口県立総合医療センター へき地医療支援センター原田昌範先生に「山口県のへき地の現状と課題、取り組み」についてご講演いただきました。他県での取り組みを知ることができる良い機会でした。
また、自治医科大学卒業の陣内聡太郎先生には「卒後9年間を振り返る」というテーマのもと、様々な経験談、学びをお話いただきました。
■表彰式・閉会
参加者の投票により優秀賞が選ばれました。紀南病院チームの皆様おめでとうございます。
閉会の挨拶に神島診療所 小泉圭吾 所長よりお言葉をいただき閉会となりました。
◆研修会の感想(アンケートより)
・実習では、医学的なことに限らず、風土なども学べてとても貴重な経験になった。発表会も今後活かせる体験となりました。(学生)
・へき地医療では患者に対してだけなく、地域に対して責任を持たなければならないということが大切と分かった。(学生)
・学生の素直な視点はおもしろい(医師)
・将来どこで働くにしても地域の実情は知ってもらえたらと思いますので、今後も色々な方に参加頂ければと思います。(医師)
・学生の発表を通じて他の病院、診療所の取り組みが知れておもしろい。(その他)
ご講演いただきました講師、座長の皆様、並びにご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
今後も様々な機会をつくり、皆様と一緒に三重県のへき地医療について前進していきたいと思います。
来年度も是非ご参加ください。