- facebook
- facebook share
- twitter
- google plus
- line
令和05年10月30日
令和5年度三重県へき地医療体験実習・研修会の様子
体験実習・研修会スケジュール
2023年8月24日(木)・25日(金)に体験実習を行い、26日(土)午後に研修会を行いました。
↓実習・研修会参加学生スケジュール
体験実習について
20名の医学生が三重県内のへき地医療機関(10施設)に分かれて体験実習を行いました。
各医療機関の指導医師のご協力のもと、
・院内業務見学(医師だけでなく、他の職種の業務も体験)
診療、予診取り、健診手伝い、手術見学、看護、介護、リハビリ、検査、調剤など
・往診、出張診療見学
・診療所、老健施設などの見学
・タウンミーティングへの参加
・患者体験(病院宿泊、検査など)
・地域見学
等の学生が体験できる実習を各施設にて行いました。
体験実習の様子(一部)
離島でのオンライン診療で使用する機器を体験し、また実際のオンライン診療の様子を見学しました。
診療所の院内調剤の仕方を学び、施設でのリハビリテーションの取り組みを体験しました。
在宅カンファレスでは医師、看護師、薬剤師、理学療法士が集まって、在宅医療を受けている患者の治療方針に関して話し合いながら決めているところを見学しました。
診療所では先生から指導を頂きながら、実際に患者さんを診察しました。
研修会について
松阪フレックスホテルにて体験実習参加医学生やへき地医療に関わる県内医療機関職員・医療行政職員が参加し、各医療機関の意見交換や医学生による体験実習報告、そしてへき地医療に関わる特別講演を行いました。
医学生による体験実習報告会では、実習した学生が実際にへき地医療の現場で「見た」「聞いた」「感じた」
ことを率直に伝えていただきました。
参加学生にとっては県内の他の医療機関の実習の様子やその地域でのへき地医療を学ぶことで、新たな関心が出てきたのではないかと思います。
またへき地医療に関わる職員にとっては学生のフレッシュな意見や感想を聞くことで、初心を振り返ったり、他の医療機関での取り組みを学び、そしてへき地医療を盛り上げるために必要なもっと若い力を呼び寄せるにはどうすればよいかを考える機会として非常に有意義な報告会となりました。
医学生には各実習チームに分かれて、実習で学び、感じた事を中心に発表してもらいました。
発表後には研修会参加者から多くの質問があり、活気溢れる報告会となりました。
特別講演では紀南病院でのへき地医療や医療行政をご経験され、現在、三重県立総合医療センターで脳神経外科医としてご活躍されております梅田靖之先生に、近い将来へき地医療に従事する医学生や若手医師に向けてご自身のご経験を交えながら熱心にご講演頂きました。
4年ぶりの開催となりましたが、多くの方にご参加いただきました。