「やさしい日本語」を知っていますか?
「やさしい日本語」とは、むずかしい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。外国人だけでなく、子どもや高齢者、障がいのある方とのコミュニケーションにも役立つツールとして、
行政、医療、教育、観光など様々な分野で取り組みが広がっています。
1995年の阪神・淡路大震災で、被災した外国人が日本語や英語を十分に理解できず、避難所の場所や
支援情報が行き届きませんでした。そこで、外国人に対してすばやく的確に情報を伝えることを目的に
考えられたのが「やさしい日本語」です。
【やさしい日本語への言い換え例】
土足厳禁 → 靴を脱いでください
高台へ避難してください → 高いところに逃げてください
「やさしい日本語ガイドライン」を作成しました
三重県で暮らす外国人は年々増加しており、2023年末には過去最多の62,561人を記録しました。
勤務先や地域、学校などで外国人と接する機会が増えたと実感している人が多いのではないでしょうか。
外国人に情報を届ける場合、多言語対応には限りがありますが、簡単な日本語であれば理解できる在留外国人は
多いという調査結果があります。そこで期待されているのが「やさしい日本語」の活用です。
このガイドラインは、外国人・日本人を問わず多様な人々とのコミュニケーションに有効な手段として
「やさしい日本語」を広く周知し、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して作成しました。
これをきっかけに「やさしい日本語」の存在を知っていただき、身近な外国人の方とのコミュニケーションに
役立つことを期待しています。
(1)名称
やさしい日本語ガイドライン
(2)主な内容
●「やさしい日本語」はどんなときに使うの?
●「やさしい日本語」の作り方
● 練習問題&言い換えリスト
(3)こんな方におすすめ
● 外国人の方と接している、または接したいと思っている
●「やさしい日本語」を仕事や地域の活動で使ってみたい
● 情報をわかりやすく伝えるポイントを知りたい
(4)仕様
A4判 24ページ
「やさしい日本語」を気軽に学びたい方へ
「やさしい日本語」をより多くの人に知っていただくため、基本的な内容をまとめた
普及啓発チラシを作成しました。ぜひご活用ください!
普及啓発チラシ「やさしい日本語を知っていますか?」
「やさしい日本語」出前講座のご案内
三重県内の学校、企業や非営利団体などの組織・団体を対象にした国際交流員による
出前講座を開催しています。気軽にお問い合わせください。
「やさしい日本語出前講座」案内チラシ
「やさしい日本語出前講座」国際交流員派遣申請書