三重県男女共同参画審議会「知事への提言」
三重県男女共同参画審議会から2年半ぶりに知事への提言が行われました。
日時・場所等
平成28年2月26日(金曜日)
10時から10時30分まで
三重県庁3階
プレゼンテーションルーム
三重県男女共同参画審議会
委員15名出席
小川会長・山川副会長から知事へ提言書を手交
提言の様子1 | 集合写真 | 提言の様子2 |
男女共同参画の推進に関する提言(平成28年2月)
知事への提言は、3項目の提言および45項目の評価から構成されています。
提言
提言1 あらゆる分野における女性活躍の加速化
女性の活躍が進むためには、単に働く場において指導的地位にある女性が増えるということにとどまらず、家庭や地域などを含むあらゆる場面や分野において、女性が希望を持ち自分らしく生きることができる環境の実現が必要である。
特に、積極的な取組を一層必要とする「企業(働く場)」、県民の生命と財産を守る「防災」、2020年30%に象徴される「行政」の各分野については、方針決定過程への女性の参画を知事のリーダーシップにより強力に推進していかなければならない。
提言2 男性中心の労働慣行等の見直しによる働き方改革
働く場や地域、家庭における男女共同参画を進めるためには、あらゆる場面における男女共同参画に対する男性の理解促進を図り、意識の変化が行動変容につながるようにしなければならない。
特に家事や子育て、介護における男性の参画を促進するためには、働く場における男性中心型労働慣行が見直されることが必要不可欠である。
長時間労働の削減やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の取組等、働き方改革の積極的な推進を企業等に働きかけなければならない。
提言3 仕事と子育て・介護の両立できる環境整備の促進
出産・育児や介護により男女がやむなく離職することのないよう、受け皿となる子育てや介護のサービスを充実させていかなければならない。
公的サービスを実施する市町と連携を図るとともに、制度を所管する国に対して強く働きかけなければならない。
評価
平成26年度および27年度に審議会が関係所属に対し実施した「男女共同参画施策の推進に係るヒアリング」や男女共同参画施策の実施状況を明らかにした「三重県男女共同参画年次報告」の内容等をふまえ、第2次三重県男女共同参画基本計画の体系に従い評価したものです。
Ⅰ 政策・方針決定過程への男女共同参画の推進 5項目
Ⅱ 男女共同参画に関する意識の普及と教育の推進 5項目
Ⅲ-Ⅰ 雇用等の分野における男女共同参画の推進 9項目
Ⅲ-Ⅱ 農林水産業、商工業等の自営業における男女共同参画の推進 5項目
Ⅳ 家庭・地域における男女共同参画の推進 7項目
Ⅴ-Ⅰ 生涯を通じた男女の健康と生活の支援 6項目
Ⅴ-Ⅱ 男女共同参画を阻害する暴力等への取組 4項目
計画の推進 4項目
提言書ダウンロード
男女共同参画の推進に関する提言(平成28年2月)全文 PDFファイル1645KB |
分割ダウンロード
参考)知事への提言(平成25年10月)