今回の林業職場体験研修は、令和元年6月、9月に続いて本年度3回目となり、参加している高校生もだいぶ慣れた様子で森林での作業に取り組んでいました。
まず、森林組合職員から森林作業道の必要性の話を聞いて、壊れにくい森林作業道とするための路肩丸太組工の設置を行いました。重ねた丸太を固定するために釘打ちをしましたが、普段目にするものよりも長くて太い釘を真っすぐに打ち込むのが難しく、途中で曲げてしまい、丸太を固定することができない場面もありました。
その後、森林作業道の開設に支障となる立木を伐採しましたが、前回の研修でチェンソーでの伐倒を経験していたので、難なく伐倒作業を行っていました。
この研修は、高校生を対象に林業の業務体験を通じて、林業職場の理解や関心を高めてもらい、将来の林業就業者の確保につなげていくことを目的に、県立南伊勢高等学校度会校舎といせしま森林組合と連携して実施しています。
最後にアンケートを記入してもらったところ、「林業に関わる仕事に就きたいと思ったか」との設問に体験研修を受けるまで林業に興味を持っていなかった生徒のうち数名が「ある程度思った」と答えてくれました。
引き続き、若者が林業に関心を持ってもらえるような研修を開催していきます。
森林作業道の必要性と壊れにくくするための丸太組工について説明を聞きました
釘で丸太を固定しようとしましたが、なかなか真っすぐに打ち込めませんでした
森林作業道作設に支障となる木を伐倒しました
伐倒した木は玉切りして片付けました