日頃から、森林づくりに取り組んでいる方や森林整備を考えている方など、15名の参加がありました。
研修は、全国的に取組が広がっている「木の駅プロジェクト」等の未利用間伐材等を気軽に搬出し、資源の有効活用や地域活性化を図る仕組みを推進するにあたって、必要な技術の向上を目指すため実施したものです。
当日は、現地研修に先立ち、林業教室「木の駅プロジェクトについて」の講義も実施しています。
現地での間伐体験は、受託者であるいせしま森林組合の職員から、チェンソーの基本操作や伐倒方法などの説明した後、参加者の皆さんによりヒノキの間伐や玉切り等を行いました。
間伐材搬出体験は、林業研究所の職員が講師となり、ポータブルウインチを使って、木を道端まで集材する体験をしていただきました。
機械の据え付けは、希望者数名の方に体験していただき、機械の動力を併用して自らが繊維ロープをたぐり寄せ木を集材する体験は参加者の皆さんが行いました。
体験された方から、設置の手軽さや牽引力の強さなど、間伐材等の搬出に十分役立てられるとの感想が聞かれました。
また、当日実施したアンケートから、こうした研修会が今後も必要であることや自身の地域に木の駅プロジェクト等の仕組みができることを望まれていることが伺えました。