一般国道 477号道路改築事業(四日市湯の山道路)
全体計画
四日市インターアクセス道路は、四日市港、四日市中心市街地と東名阪自動車道並びに新名神高速道路を相互に連絡する地域高規格道路(延長約20km)です。このうち、東名阪自動車道から新名神高速道路の区間(延長約9km)が、一般国道477号四日市湯の山道路道路改築事業として事業中です。
概要
一般国道477号は、三重県四日市市を起点とし、滋賀県、京都府、兵庫県を経て大阪府池田市に至る延長204kmの幹線道路で、県内では、四日市中心市街地と菰野町を連絡し、地域の東西軸を構成する主要道路です。現道は沿道開発が進み交通量も多く、渋滞が慢性化しています。また、北勢地域では、新名神高速道路(平成30年度完成予定)、東海環状自動車道(一般国道475号)や北勢バイパスなど幹線道路網の整備が進められているなかにあって、当該道路は、現道のバイパス機能、高速道路へのアクセス機能として役割を担っています。
①現道バイパスとしての機能
現道交通の分散を図ることによる渋滞緩和、走行時間の短縮による利便性・生産性の向上など安全で円滑な交通を確保し、地域の発展に大きく寄与するものと期待されています。
②高速道路へのアクセス機能
当該道路は、新名神高速道路の菰野IC(仮称)に接続するアクセス道路として位置づけられ、四日市港や四日市中心市街地と新名神高速道路を結ぶ道路となります。
進捗状況
- H 6年12月 地域高規格道路の「計画路線」に指定
- H 8年 8月 東名阪自動車道~一般国道306号(延長7.1km)が「整備区間に指定」
- H 9年 4月 上記区間の事業着手(四日市湯の山道路事業着手)
- H 11年12月 一般国道306号~新名神高速道路菰野IC(仮称)(延長1.9km)が「整備区間」に指定
- H 12年 4月 上記区間の事業着手
- H 14年 9月 東名阪アンダー着手
- H 15年11月 高角IC供用開始
- H 16年11月 吉沢IC周辺着手
- H 23年 3月 平尾IC周辺着手
- H 24年 3月 東名阪アンダー完成
- H 26年 5月 高角IC~吉沢IC間供用開始(暫定2車線(一部完成4車線))
- H 27年10月 吉沢高架橋 架橋
- H 28年 1月 潤田高架橋(仮称)下部工工事着手
整備方針
事業投資効果を早期に発現させるため、暫定2車線(主要箇所での平面交差)として高角ICから県道四日市菰野大安線(ミルクロード)までの区間の部分供用を行いました。引き続き、平成30年度の供用を目指し整備が進められている新名神高速道路との同時供用を図るよう整備を進めていきます。主要構造物
- 新高角大橋 L=120m 平成15年度完成
- 吉沢高架橋 L=399m 平成27年度架橋
- 潤田高架橋(仮称) L=394m 平成27年度~工事着手
- 東名阪アンダー L=290m 平成24年度完成
その他、橋梁8基、ボックスカルバート16基