三重県では、食品ロス削減のモデル事業として、食品製造業等と連携した三重県食品提供システム「みえ~る」の運営や食品小売業と連携したレールポップによる啓発等のさまざまな事業を行っています。
今年度新たに、外食産業において食べ残しにより発生する食品ロスの発生を削減するため、県内の飲食店と連携して食品ロス削減を呼びかける啓発を行います。
1 取組の背景
農林水産省及び環境省が行った調査によると、食品ロスは、全国で令和3年度に年間523万トン(推計)発生しており、食品関連事業者から発生する事業系食品ロスは279万トン(推計)、家庭から発生する家庭系食品ロスは244万トン(推計)となります。三重県内では令和4年度の調査の結果、事業系食品ロスは4.3万トン(推計)、家庭系食品ロスは3.2万トン(推計)発生しています。また、事業系食品ロスの約16%が外食産業から発生しており、その原因の一つとして、「食べ残し」が挙げられます。
令和4年度の消費者庁の意識調査において、食品ロスの問題について80.9%と多くの方が認知していることが分かりました。食品ロスの認知度が広がってきた現在において、その削減のために、より具体的な行動につなげていく取組が必要です。
2 実施内容
県内の飲食店での食べきりを推進するため、「完食はおいしかったの合図です」と記載した箸袋を利用していただき、啓発活動を行うことにより、消費者の行動変容を促し、食べ残しが原因により発生する食品ロスの削減につなげます。
また、取り組んでいただく飲食店には、「三重県の食品ロス削減協力店」であることを示す卓上ポップも利用いただきます。
※箸袋のデザインは、令和4年度の環境省のモデル事業で食品ロス削減に取り組んだ三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園高等部の皆さんに作成していただきました。
3 実施期間
令和5年10月1日(日)から10月31日(火)
(10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」)
※店舗により実施期間が異なる場合があります。
4 協力店舗
関連資料「協力店舗一覧」のとおり
関連資料
箸袋と卓上ポップのデザイン(一覧)箸袋(37.5㎜×130㎜)
卓上ポップ(100㎜×360㎜)
協力店舗一覧