三重県庁の実践
三重県庁では、「職員の業務遂行にあたっての行動指針」に基づき、環境負荷の低減、環境創造の推進に取り組んでいます。
「職員の業務遂行にあたっての行動指針」心得1:まず目線を変える (抜粋) |
各所属は、省エネ・省資源に繋がる取組や業務の効率化、県民の皆さまへの普及啓発という間接的な効果を狙った取組を実施しています。
ごみの排出量の削減を図っています!
◆下水処理場から発生する下水汚泥を再資源化し、廃棄物の発生を抑制しています。下水処理場(浄化センター)から発生する下水汚泥をセメント原料としてリサイクルすることで、廃棄物の発生を抑制しています。
◆剪定枝、野菜残さ、籾殻などの有機性廃棄物の資源を利用して、効率的な堆肥づくりをしています。(農業研究所)
堆肥づくりの様子
コピー用紙使用量の削減を図っています!
◆ 「紙を減らす10カ条」を作成し、全庁で取組んでいます。
(職員一人ひとりの取組)
第1条 資料は要点をしぼってコンパクトにまとめるべし
第2条 作成した資料は電子ファイルで共有し、手持ち資料は減らすべし
第3条 本当に印刷・配布する必要があるかを再確認すべし
第4条 電子決裁・電子供覧(電子保管)を活用できるか検討すべし
第5条 印刷プレビューボタン・両面印刷・集約印刷・片面使用済印刷を活用すべし
第6条 自動リセットの設定もしくは使用後の手動リセットを徹底すべし
(管理職の取組)
第7条 所属のあらゆる業務のコピー用紙・外注印刷物が必要最低限になっているか確認すべし
第8条 資料作成にあたっては、目的・納期・品質・量の明確な指示を心がけるべし
第9条 部内・所属内のコピー用紙削減のルールを作成・周知すべし
第10条 「紙を減らす10カ条」を日常徹底させるべし
◆市町へ発出するメール・メッセージを「紙を減らす10カ条」を利用し、県職員と市町職員双方の環境意識向上につなげ、コピー用紙の使用量削減を図る取組を独自に行う所属もあります。
電気使用量の削減を図っています!
◆道路事業で使用する発光型の標識や道路塀などの交通安全施設への太陽光発電の導入を図っています。
夜間、点滅発光することにより道路の交通安全に寄与する視線誘導標に太陽光発電を利用しています。自動発光式視線誘導標:主要地方道 鳥羽磯部線(鳥羽市松尾町) |
新たに県が設置する発光型の標識へ太陽光発電の導入を進めています。 |
片上池遊歩道電灯:熊野灘臨海公園 |
都市公園の照明、時計、トイレ等への太陽光発電などの新エネルギーの導入に加え、LED照明等の省エネルギー設備の導入を推進しています。 |
三重県総合博物館(MieMu)・三重県総合文化センター連絡通路のLED照明 |
建物の照明にLEDの導入を推進しています。 |
業務を推進する中で環境保全を心がけています!
◆環境メッセージを表示しています。自動車納税通知書の一部 |
各家庭に届く自動車納税通知書封筒には、写真のような環境メッセージを表示しています。 |
環境に配慮した啓発物品 |
HIV啓発グッズを環境にやさしいものにしています。(水溶性のティッシュとチラシは古紙配合率70%以上を使用) |
自然環境の保全を推進しています!
◆伊勢湾 森・川・海のクリーンアップ大作戦を実施しています。清掃活動の様子 |
豊かな恵みをもたらす伊勢湾を県民共有の財産と認識し、様々な主体の自主的な活動による水質の保全・改善などの取組を通じて、誰もが身近な存在として伊勢湾に愛着を持てるよう関心を高めていきたいと考えています。 |
三重の木を使った庁舎 |
三重県産材認証制度である「三重の木」等の利用を促進することにより、「緑の循環」を進め、二酸化炭素の吸収・固定、並びに環境の保全を図っています。 |
間伐材を利用した治山ダムの型枠 |
治山や林道等の公共工事において、環境への負荷が少なく再生産可能な間伐材の使用を推進しています。平成25年度の間伐材の利用量は4,708m3でした。 |
野生獣による農林産物への被害について考えるフォーラム |
野生鳥獣による被害を広く県民の皆様に認識してもらうことを目的にファーラムや研修会を開催しています。 |
環境に有益な事業を推進しています!
各所属では、環境に有益な事業についても環境目標設定をし、事業の推進を行っています。
◆ごみゼロ出前事業を実施しています。
ごみゼロ社会の実現に向けた取組の一環として「もったいない」をキーワードに、いろいろな場面でごみを減らす行動ができる「もったいない名人」を目指してもらうため、地元の自治体や事業者、食生活改善推進員等を講師として、県内の小学校4年生を対象に出前事業を実施しています。
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平成26年7月19日、20日に三重県環境学習情報センター(四日市桜町)で「Mie こどもエコフェア2014」を開催しました。 子ども達が楽しみながら環境を学ぶことができるよう、環境問題やエネルギーについての体験コーナー等を設け、2日間で約4,000人が訪れました。 |
新エネルギーの導入促進について出前トークを実施し、県民の皆様に普及啓発を行っています。 |