一.はじめに
内外の諸情勢が変化するなか、現在、わが国においては官民の役割分担の明確化、地方
分権、規制緩和、情報公開等について活発な議論が展開されています。
こうした転換期にあたり、三重県においては、平成8年10月、生活者起点の行政運営を
目指した「さわやか運動推進大綱」を取りまとめ、平成9年11月には2010年を展望し、新
しい三重をつくりあげるための指針として「新しい総合計画・三重のくにづくり宣言」を
公表しました。
「新しい総合計画・三重のくにづくり宣言」に沿って、生活者の立場に立った行政を展
開していくためには、従来の行政の考え方や枠組みを見直し、組織、機構、定員などの改
革にとどまらず、職員一人ひとりの意識の持ち方、対応の仕方および組織運営の方法など
機能面の改革を含むシステム全体の構造的な改革を行う必要があります。
以上を踏まえ、平成10年度において行政システム改革を実施します。