12月15日、伊賀市の伊賀白鳳高等学校 建築造形部員を対象に、「森林・林業勉強会」を開催しました。
これは、木製家具などの製作活動をしている建築造形部員に、森林・林業への理解と関心をより深め、木材の良さや利用の意義を学びつつ、将来林業への就業を考えてもらうために実施したものです。
当日は、午前中に三重大学と熊野林星会が共同開発した「セーザイゲーム」を行い、原木市場での入札、原木から少しでも売り上げが多くなるような「木取り」を疑似体験しました。「セーザイゲーム」には建築造形部員のほか高校の先生、三重大学の学生や地元林業関係者、市・県職員が参加し、チームに分かれて売上高を競い合いました。午後からは原木市場や製材工場を訪れ、市場に並べられた原木について競売りの担当者から話を聞いたり、製材工場では原木から板を切り出す作業を見学しました。
参加した高校生は、普段利用している木材がどのような過程を経て製材され、自分たちの所に届いているのかが知れたのが良かったと感想を述べていました。
なお、今回の森林・林業勉強会は、伊賀市農林振興課、三重大学大学院生物資源学研究科 坂本研究室の協力を得て開催しました。