伊賀地区農村青少年クラブ、充実したクラブ活動を展開中!
伊賀地区農村青少年クラブは、定例会、研修や地元イベントなどを通じてクラブ員の農業経営の向上、農業を通じた地域への貢献などに努めています。今年の4月より新規クラブ員が3名増え、17名で活動しています。
今年から新たな取り組みとして5~6月に、クラブ員同士の勉強会を行いました。これはクラブ員が、自身の経営の参考や知識の向上になる活動をしていきたいという思いがきっかけで実現しました。勉強会の内容もクラブ員同士の話合いの中で決めています。勉強会後、クラブ員より「農業の基本的な勉強ができて良かった」や「自分が栽培していて問題となる雑草が分かって良かった」などの声がありました。
8月23日には、毎年参加している、「市民夏のにぎわいフェスタ」に出展し、農産物の販売活動を行いました。クラブ員が生産した梨やぶどう、プチトマト・アスパラガス・いちごなどの農産物を販売し、クラブ活動のPRを行いました。今年は「アスパラ串焼き」や就農2年目のクラブ員が生産したいちごを使った「いちごのかき氷」など、クラブ員自らがそれぞれ工夫した販売活動を行い、お客さんからも大変好評でした。
また、5年前から取り組んでいる「田んぼアート」が現在収穫時期を迎えています。「クラブ活動を地元へPRしたい」、「地域を盛り上げたい」というクラブ員の思いと伊賀市上野南中学校の「生徒に農業への関心を高めたい」という思いが結びつき、昨年から生徒とクラブ員が、一緒に活動をしています。アートの文字は生徒が考え、「志」になりました。今後はクラブ員が生徒に収穫作業、籾すり~精米までの課外授業を行う予定です。 普及センターは、今後もイベント参加や研修会の実施など、クラブ活動の充実に向けた支援を行っていきます。
青空ネット伊賀が現地見学会で相互研鑽を行いました
伊賀地域では管内26の青空市・農産物直売所が参画し、青空ネット伊賀(青空市推進協議会)として活動をしています。
今年度は、6月15日の総会時に農産物安全課等により農薬の適正使用や履歴記帳、食品表示についての研修会を実施した他、7月31日(金)には、会員の生産者の取り組みに学ぶ現地見学会を実施しました。今年度は、JAいがほくぶとれたて市に出荷している野菜農家や育苗後のハウスを活用している農家に学ぶとともに、6次産業化に取り組む出荷者の加工所を見学しました。うち1か所は82歳の生産者のほ場を見学させていただき、刺激も受け、また相互の研鑽の機会となりました。
普及センターでは、青空ネット伊賀の活動支援を通して管内の農産物直売所の生産者の意欲向上や資質向上に取組んでいきます。
農村女性アドバイザー 親子地産地消料理教室を開催
伊賀地区農村女性アドバイザーでは、これまで食育劇等で小学校や保育園等で食育活動を進めてきましたが、今年度は7月30日(木)に伊賀庁舎栄養指導室にて親子地産地消料理教室を開催しました。
当日は、農村女性アドバイザーの指導で、大豆から豆腐を作ったほか、おからハンバーグやおからサラダを作り、伊賀米とともに試食をしました。また、「大豆のおはなし」として、大豆の生産や大豆から作られる多用な加工品、豆に関わる行事食などの話題提供を行い、親子一緒に楽しく学習をしました。
参加されたお子様からは「とうにゅうがプルプルしたとうふになるということがはじめてわかりました」「きゅうりをきったりすることがたのしかった」「ママといっしょにできてたのしかったです。トマトもおいしかったです」「とうふがあまくておいしかったです」などのかわいい感想をいただきました。また保護者の方からは「豆腐作りという珍しい体験を親子ででき、楽しい時間を過ごすことができました」「子どもと一緒に料理をする機会がもててよかった」「どれも美味しく食べきれないと思っていたが、子どもが完食してしまいました」「これからも販売所やスーパーで伊賀産を見つけます!!」「農家の方の御苦労のお野菜やお米のありがたさを感じました」等の感想をいただきました。普及センターでは、今後も農村の女性リーダーである農村女性アドバイザーの活動を支援していきます。