伊賀地区農村青少年クラブの活動紹介「田んぼアートが完成しました」
伊賀地区農村青少年クラブでは4年ほど前から田んぼアートを行っています。もともとクラブの田んぼアートの取り組みは、クラブ員同士の交流や募金米として震災支援等を目的に始めたことが始まりです。
昨年は、上野南中学校前のクラブ員圃場で「夢」という文字を描いたところ、中学校で話題となり、今年から初めて中学生もこの取り組みに参加することになりました。今年の文字は「絆」という文字が浮かび上がるように6月23日に田植えを行いました。なお、ベース部分を「みえのゆめ」、文字部分を「三重23号」としました。
10月1日に文字の部分をはっきりと見えるようにするため、稲を中学生と一緒に刈り取り田んぼアートを完成させることになりました。刈り取り当日はクラブ員と普及センターが中心になって、中学生に稲の刈り取り方や刈り取った稲の縛り方の指導を行いました。その結果、「絆」の文字がしっかりと浮かび上げることができました。中学生からは「文字がはっきり見えてよかった」「農業の大変さを知った」「これからはご飯を残さないようにしよう」などさまざまな声が出ました。
11月下旬ぐらいに中学生と一緒に刈り取った稲の脱穀から籾掏り・精米までを行います。これらの田んぼアートの取り組みを通じてクラブ員同士の交流をさらに深めていこうと思います。
縛り方を教える様子
田んぼアートの完成
なばな増産中!伊賀管内なばな部会の動き
管内には、JA伊賀南部なばな部会とJAいがほくぶなばな部会があります。近年、生産者の高齢化により、三重なばな生産者が減少していますが、管内では県内でもめずらしく、毎年生産者と作付け面積が少しずつ増加しています。
今年は、長雨と干ばつ、台風の影響から定植直後は、やや生育が悪かったものの、現在は持ち直し、順調に出荷が始まりました。両部会とも10月末に目揃え会を行い、今後の出荷に向けて再確認を行いました。
最近の部会の動きとしては、JAいがほくぶなばな部会では、役員会において、若い力を部会に入れようということで、昨年から栽培を始めた30代の夫婦を役員として迎えました。また、先日行われた研修会においては、農福連携により出荷数を増やしている部会員が、優良事例の一つとして栽培形態などの話をすることで、部会員同士で情報共有を図りました。
JA伊賀南部なばな部会の動きとしては、11月7~8日の地元イベント「とれたてなばり2014」にて、部会員がなばなのPRのための販売促進を行う予定です。
伊賀地域農業改良普及センターでは、JA営農指導員と協力して、今後も部会活動と技術向上に向けての支援を行っていきます。
袋詰めのなばな
研修会の様子