JA伊賀南部美旗メロン部会~メロンの販売好調! 品評会も開催される!
名張市の「美旗メロン」の販売が7月13日から始まっています。予約販売の受付を予定より早く打ち切らなければならいほどの人気であり、8月10日頃の販売終了日まで、直売所は連日大賑わいの様子となりそうです。
美旗地区におけるメロン栽培は、平成7年の公民館活動から始まりました。その後栽培が活発化し、平成17年には部会が設立されました。昨年には、「美旗メロン」が地域団体商標として登録されたことから、ブランド商品として人気を高めようという気運が高まっています。
7月24日には品評会が開催され、赤肉系と青肉系が計21点出品されました。市、県などの関係者が審査員となって食味と外観を採点しました。いずれもこの日がちょうど食べ頃となるように収穫されたものであり、甘さ、香り、そして軟らかさが最高の状態でした。また、マスクメロンの特徴であるネットも、水管理に細心の注意を払ったことがうかがわれるほどきれいな出来具合でした。食味と外観以外に、事前に行われた圃場審査の点数を加えて、最優秀賞、名張市長賞、伊賀南部農協組合長賞などが決定されました。最優秀賞は若手のホープが受賞し、部会の将来が楽しみな結果となりました。
部会では、ブランド力アップを掲げて昨年に地域活性化プランを策定しています。目標としたのは、高品質化、栽培面積拡大、有利販売化などです。今年は、地域団体商標「美旗メロン」をアピールするため、出荷箱、チラシ、シールなどをリニューアルしました。収穫期直前の7月上旬には各園地で管理状況の確認と糖度の検査を行い、高品質果実の出荷に向けて地道な活動も行われています。公民館活動から始まって20年が経過し、「おいしい!!」との評価が得られるようになり、消費者の人気は年々高まっています。
品評会の最優秀賞は若手が受賞しましたが、部会の高齢化は進んでいます。今後、もうかるメロンづくりを実現させて若い新規栽培者の参入を図るため、活性化プランの実践に対して普及センターも支援していきたいと考えています。
「最優秀賞」受賞!!
品評会の審査風景
園地での糖度チェック
直売所の販売風景