日時:平成28年1月25日(月) 14:15~16:15
場所:三重県勤労者福祉会館6階講堂
1 開会
2 県教育長挨拶
3 委員長・副委員長選出 委員長……深草 正博 委員(皇學館大学教授) 副委員長…仲 律子 委員(鈴鹿大学教授)
4 委員長挨拶
5 説明 道徳の教科化に向けた国の学習指導要領の改正の動きや本県の公立小中学校における道徳教育の現状等について
6 協議
○本県の道徳教育の課題について
<委員からの主な意見>
・今の道徳教育はキャリア教育や環境教育等の様々な領域を含み、道徳教育に対してのイメージを刷新していく必要がある。
・生きる力の育成の一環として道徳教育に学校を挙げて取り組み、子どもたちが落ち着きを見せ始め、教科の授業にも好影響が見られた。
・道徳教育は学習指導要領に則り、年間を通じて計画的に道徳の時間を要として、教科や行事等教育活動全体で行っていくことが公教育として大切である。
・すべての授業で「話す・聞く」を大切にし、道徳の時間において補充・深化・統合することが大切である。道徳教育の充実は学力の向上にもつながる。
・教育委員会による道徳教育に特化した計画的な学校訪問等の取組もあるが、校長のリーダーシップと意識改革が大切である。
・地域や社会への関心は、児童生徒が自分との関わりで考えることが重要である。
・道徳教育の年間指導計画等は立てられているが、めざす授業像が明らかとは言えない状況なども見られる。教師自身が学ぶ必要がある。
・地域で子どもたちをほめて自尊感情を高める取組やキャリア教育を推進している。子どもが行動できる力を高めるには、体験的な道徳教育が必要である。
・「私たちの道徳」は家庭に持ち帰ることになっているはず。教科書と同様に持ち帰ることが大切ではないかと思う。
・動物を子どもたちにふれ合わせる機会を創出している。動物のぬくもりやかわいさを感じることで命の大切さを理解させることができるのではないか。
・凶悪な犯罪が小動物を虐待するなどの行動からエスカレートする場合もあり、小学校の早い頃からの道徳教育が重要である。
・ものづくりは、子どもたちの想像力や創造力を高める。また、道徳性の問題は、学力や体力と同様に、生活習慣などとも関係があり、保護者自身の問題でもある。
・道徳は心の教育であり、方法論だけではない議論も必要。自他の幸せを考えて判断できる子どもたちを育てるには、「死」の問題などにふれることも大切である。
○委員会における今後の取組について
命を大切にする心を育てる道徳教育などをテーマとし、「道徳教育フォーラム(仮称)」を含み、年間3回の委員会を開催する方向で進める。
【資料1】三重県道徳教育推進委員会名簿 【資料2】三重県道徳教育推進委員会設置要綱