日時:平成29年7月11日(火) 10:00~12:00
場所:三重県勤労者福祉会館2階会議室
1 開会
2 学校教育担当次長挨拶
3 説明
○道徳教育の推進について
4 協議
(1)「考え、議論する道徳」の授業の充実のためにどのように取り組むべきか
○委員からの主な意見
・道徳科の授業は、読み物道徳、押し付け道徳にならないよう、その特質を踏まえた指導を行う必要があ
る。そのためには、まず校長自らが道徳の特質について意 識をもつことが大切である。
・「考え、議論する道徳」の、「考え」は「主体的」であり、「議論する」は「対話的で深い学び」であ
る。自分の感じ方・考え方が、他者の感じ方・考え方との交流を通して、確かな自己理解へとつながる。
・ペアやグループ学習は、それが目的でないことに留意すべきである。ペア学習などから道徳的価値の自覚
へとつなげたい。
・主体的・対話的で深い学びの実現が大切である。そのためには、教師自らが主体的・対話的で深い学びを
行うことが求められる。また、授業の中で、自分が、自分に、自分のことを問うことを行い、自分の考え
を基に話し合ったり、書いたりするなどの活動を充実させたい。
・幼児期から自分の思いをしっかり表現できる子どもを育てることが大切である。発達段階に応じた関わり
が家庭でも必要である。
(2)学校、地域、家庭が一体となった道徳教育の推進について、家庭の自主性を尊重しつつ、学校の取組へ
の理解と協力を得るために、どのように取り組むべきか
○委員からの主な意見
・学校と家庭、地域が双方向となることが重要である。例えば、保護者参加型の授業公開を行うことで、家
庭でもそれを話題にできる。また、子どもの成長を家庭と共有できるよう道徳ノートなどを活用し、保護
者の声を聴く取組も考えられる。
・異世代交流から得られることは多い。例えば自分の郷土について学び、地域の方とともに考えたり、学校
に地域の方が入ったりすることで、異世代の意見の交流から気づきが得られる。
・学校通信を発行したり、県の取組である生活習慣チェックシートを活用したりすることで、家庭で子ども
たちの生活の在り方について考えることができるよう取り組んでいる。
・「命の大切さを学ぶ教室」などの体験的な学習を行うことから教師も価値観について深く考えることで、
道徳の授業の際、より深い学びができるようになる。
資料