日時:平成28年11月10日(木)10:00~12:00
場所:アスト津 会議室1
1 開会
2 教育長挨拶
3 説明
(1)前回推進委員会の協議概要及び論点の提案
(2)取組の紹介
・鳥羽市立加茂中学校の取組
・道徳教育推進会議で講師から紹介された道徳の時間の実践例
・四日市市立塩浜中学校の取組
4 協議
(1)自尊感情・自己肯定感(自己有用感を含む)を高める道徳教育について
○委員からの主な意見
・道徳の時間は、子どもが自分の身に置き換えて考え、自分の立場を明確にしつつ学ぶことが大切である。
その授業での変容は見えなくとも、人生において選択が迫られる際に、この授業での葛藤が活きてくる。
・授業の中で、自分の考えを言えること、互いに意見を尊重し合えることが、自己肯定感を高めることにつ
ながる。
・道徳の時間では、自己理解(自分の考えを持つ)から他者理解(互いの意見を聴き合う)、そして確かな
自己理解(他者の考えを聴き、自分の考えを整理する)のプロセスを経たうえで、授業のねらいに迫るこ
とを目指したい。
・幼児教育に携わる先生は、子どもの話の聞き方が上手だと思う。日頃から褒めること、思いを丁寧に引き
出すことで、自己肯定感を高めている。
・道徳教育の充実は、家庭教育の充実と密接につながっている。道徳の授業の内容を掲載した便りをもと
に、家庭での対話、議論を行うことが道徳教育の充実につながる。
・学校はどのようなことをしてほしいのかを、地域に発信することで、多くの人が学校や子どもたちに関わ
れる。地域の方が学校で活動し、学習支援を行うことは、子どもたちにとっても、地域の方にとっても自
己有用感が育まれる。
・動物との関わりの中では、生まれること、死ぬことが、子どもたちの目の前で起こり得る。これらのこと
を通して、「地球上に生きるもの全てに生きる価値がある」と教えている。
・幼児教育では、まず園での生活の中で、できるようになったことを認めることで自己肯定感を高めてい
る。また、年長になり、みんなのための仕事をやり遂げ、友だちから感謝の言葉をもらうことで自己有用
感が育まれる。