民生委員・児童委員について
民生委員・児童委員とは?
私たちが地域で安心してすごせるよう、生活の困りごとを聞いたり、行政などの相談先につないだりといった活動をしている人たちです。
地域の人たちの困りごとをすばやく把握し、専門機関や必要な支援、福祉サービスなどに「つなぐ」ことを一番の役割としています。
民生委員・児童委員の中には、子どもや子育てに関する支援を専門的に担当する「主任児童委員」もいます。
民生委員・児童委員の位置付け
非常勤の地方公務員として活動しています。民生委員法により給与は支給されませんが、交通費や通信費などの活動費は支給されます。
任期は3年で、3年ごとに一斉改選が行われます。(現在の委員の任期は令和7年11月30日までとなっています。)
民生委員・児童委員の見守りや支援の対象は?
高齢の方はもちろん、子育て中の方や障がいがある方、生活が苦しい方、子どもなど、地域のあらゆる年代の方が対象です。
民生委員法により守秘義務があります。相談内容を同意なく他人に話すことはありませんので、安心して相談してください。
三重県には何人の民生委員・児童委員が活躍している?
県全体では、約4,000人の方々が活動しています。市町ごとの委員の数は、三重県民生委員定数条例で決められており、現在の定数は4,252人です。
現在の定数一覧はこちら
どこに行けば民生委員・児童委員に相談できる?
お住いの地域の民生委員・児童委員がわからない場合は、市役所や町役場の担当窓口までお問い合わせください。
市町担当課一覧はこちら
民生委員・児童委員になるには?
民生委員・児童委員は、地域の方々からの推薦で候補者に選ばれ、厚生労働大臣から委嘱されます。
関心のある方は、お住いの地域の市役所や町役場の担当窓口までお問い合わせください。
市町担当課一覧はこちら
三重県における民生委員制度創設100周年の取組
三重県において、1923年に民生委員制度の前身となる「方面委員制度」が創設されてから、2023年で100周年を迎えました。これを機に、民生委員・児童委員活動に対する県民の皆さんの理解が深まるよう、多様な主体と連携した情報発信に取り組んでいます。
(1)民生委員・児童委員まるごとハンドブック・概要版リーフレット
民生委員・児童委員制度の解説にとどまらず、実際の活動の様子や地域での活動実態について、行政の
立場からだけでなく、地域住民や関係機関の方々、委員活動を体験した大学生、さらには委員本人など、
さまざまな視点からありのままに紹介したハンドブックを作成しました。
また、その内容をもとに、概要版リーフレットを2種類(一般向け・子ども向け)作成しました。
民生委員・児童委員まるごとハンドブック・概要版リーフレット
(2)民生委員・児童委員紹介オリジナル動画
民生委員・児童委員の活動内容を紹介する三重県オリジナル動画を作成しました。
民生委員・児童委員三重県オリジナル動画
(3)民生委員・児童委員活動インターンシップ事業
地域福祉の将来的の担い手となる若い世代に、民生委員・児童委員活動に対する理解を深めてもらうこ
とで、地域福祉活動への関心を高め、今後の学びに活かしてもらうことを目的に、大学生を対象としたイ
ンターンシップ事業を実施しました。
インターンシップ事業の実施結果概要