工事の内容
工事概要
熊野庁舎でも、本庁舎及び四日市庁舎と同様に、既存庁舎において通常業務を行いつつ耐震改修する必要性から、「基礎下での免震レトロフィット工法」を採用しました。 この工法は、既設の基礎下レベルに新たに躯体を構築し、既存建物との間に免震装置を挿入することによって地盤と縁を切り、建物に伝わる地震力を軽減する方法です。地盤と既存庁舎(耐震側)との間には、地震に対する変形に追従できるエキスパンジョイント等を設置する必要があります。また、基礎下の施工になるため、建物上階を使用しながら工事を進められることとなります。 本工事竣工後は、東南海地震などこの地域での発生が予想される地震でも安全性を確保されるほか、建物をバリアフリー化していますのですべての県民にやさしい施設となりました。
建物の総重量は約9200tあります。この荷重を免震装置で支えています。