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平成26年03月14日

 松阪市にある松浦武四郎記念館では、各種の展示や講座開催の他、毎年2月最後の日曜日に行われる「武四郎まつり」等、地域の人々や子どもたちがともに学べる場が数多く提供されています

 今回は、この記念館の館長を4年間務められた髙瀨 英雄さんより寄稿いただきました。ご自身の教員としての経験、また、多くのアイヌの人々との出会いを通して培ってこられた知識と思いを綴っていただきました。 

すべての人が誇りを持って生きられる社会をめざして ~ アイヌ民族の歴史と文化について基礎的理解を深めることの大切さ ~

髙瀨 英雄
(2014年3月作成)

1 はじめに ~三重県とアイヌ民族とのつながり~

 私が、松浦 武四郎という人物の存在を初めて知ったのは県外の大学に通っていた頃でした。その後、彼の業績と人間としての魅力に惹かれて勉強を続けていくなかで、アイヌ民族の歴史と文化、そして、三重県との深いつながりを知るようになりました。

松浦 武四郎
松浦武四郎

 松浦 武四郎は、北海道の名付け親として知られる松阪市出身の探検家です。彼の緻密な蝦夷地探査は、アイヌの人々からの厚い信頼を支えとして実現されました。また、武四郎による探査の半世紀ほど前にも、村上 島之允※1(むらかみ しまのじょう)という人が蝦夷地探査に加わっています。彼は伊勢市出身でした。島之允の記した『蝦夷見聞記』や『蝦夷島奇観』は、当時のアイヌの人々についての貴重な記録となっています。

 1994(平成6)年、松阪市に松浦武四郎記念館が開館してからは、北海道アイヌ協会をはじめとするアイヌの人々との様々な交流が三重の地でも続けられるようになりました。武四郎の生誕190年にあたる2008(平成20)年には、記念行事の一環としてシンポジウムが開催され、同協会の加藤 忠理事長が講演をされました。そのなかで理事長は、三重の教育の場においてアイヌの歴史と文化を学ぶ学習が深められていくこと、それに取り組む教職員のみなさんへの期待等、現代に生きるアイヌの人々からの願いを訴えておられました。

※1 本名「秦 檍麿(はたのあおきまろ)」。1760年生、1808年没。 「北海道開拓の先駆者村上島之允」(三重県のHPへ)

 2 教職員として知っておいてほしいこと

 そのような願いを受けて、「アイヌ民族の歴史と文化についてどのような学びを子どもたちに届けていくのか」を考える際に、教職員のみなさんに知っておいていただきたいと思うことを3点にまとめます。

①国内外におけるアイヌ民族の権利保障の進展

 1990年代以降、世界の先住民族からの危機を訴える声を受け、国連の様々な機関が先住民族の生活と環境を守る事業計画をスタートさせました。国連総会は、1993(平成5)年を「世界の先住民の国際年」とすることを宣言し、1995(平成7)年~2004(平成16)年を「世界の先住民の国際の10年」と定めました。また、2007(平成19)年には「先住民族の権利に関する宣言」を採択しました。

 こうした世界の流れを受けて、国内でも2008(平成20)年に「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を国会で採択、内閣府に「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が設置され、翌年にはその「報告書」が取りまとめられました。

 このように、アイヌ民族の権利保障に係わる取組は、国際社会における先住民族の権利保障の進展のなかに位置付いているのです。

②「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の提言

 2009(平成21)年7月に提出された「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書」には、アイヌ政策の柱とすべき大切な提言が記されています。

 まず押さえておきたいのは、「今後のアイヌ政策の基本的考え方」として、「アイヌの人々が先住民族である」という認識に基づき、国としての責任を確認した以下の部分です。

 「国の政策として近代化を進めた結果、アイヌ文化に深刻な打撃を与えたという歴史的経緯を踏まえ、国には先住民族であるアイヌの文化の復興に配慮すべき強い責任がある」

 そのうえで進めるべき具体的政策の第一に挙げられているのは、国民の理解の促進です。すなわち、「アイヌの人々が・・・先住民族であると認識されること」、そして「差別や偏見が解消され、アイヌの人々が、自らをアイヌであると誇りを持っていえる社会を目指すこと」、そのために「アイヌの歴史、文化等について教育課程等を通じて国民が正しく理解し、我が国にアイヌという民族やアイヌ文化が存在することの価値を認識すること」が重要であるというものです。

 社会啓発とともに、学校教育の果たすべき役割はとても大きいと言えます。

③差別や偏見の現実から学ぶ

 法務省の啓発冊子「平成25年度版 人権の擁護」には「取組が求められている主な人権課題」の一つとして、アイヌの人々の人権課題が挙げられ、次のように書かれています。

 「アイヌの人々に対する理解が十分ではないため、就職や結婚等において偏見や差別が依然として存在しています。アイヌの人々に対する理解と認識を深める必要があります」

 かつてアイヌの人々は、本州からの移住者の圧倒的な勢力に押され、被支配的立場に追い込まれていきました。土地を奪われ、固有の生活様式を否定され、差別の対象とされていったのです。そういった苦難の歴史について学ぶことはもちろん必要ですが、同時に、現代のアイヌの人々が直面している課題にも目を向ける必要があります。

 例えば、言葉や伝統的な習慣を伝えることのできる人々の高齢化が進んでいること、そして、就職や結婚の際に偏見や差別にさらされる不安が未だに解消されていないという現実です。

 また、2006(平成18)年に道内で実施された生活実態調査※2によると、高校進学率はアイヌの人々では93.5%であり、アイヌの人々が暮らす市町村全体の高校進学率98.3%に比べるとやや低い数値になっています。また、大学(短大含む)への進学率はアイヌの人々では17.4%で、過去の調査結果より少しずつ向上してはいるものの、アイヌの人々が暮らす市町村全体の大学進学率38.5%に比べると大きな差があります。

 アイヌの人々に対する差別意識の存在は、全国調査からも明らかになっています。2013(平成25)年に、内閣府がアイヌ政策に関する初めての全国的な世論調査※3を行いました。このなかで、「アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見がなく平等であると思いますか」という問いに対して、「平等ではない」「どちらかというと平等ではない」と回答した人の割合は33.5%に上りました。そして、アイヌの人々に関する施策のうち「重点的に行うべきだ」と思う取組(複数回答可)の第一は「アイヌの歴史・文化の知識を深めるための学校教育」(51.3%)、続いて「アイヌの人々への理解を深めるための啓発・広報活動」(43.4%)という回答結果が出ています。これは先に挙げた「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書」の指摘と重なるものです。

 アイヌの人々に対する差別や偏見が払拭できていない現実をしっかりと見つめながら、その解消に向けた教育や啓発の取組を進めていくことが大切だと思います。

※2 北海道環境生活部「平成18年 北海道アイヌ生活実態調査報告書」

なお、2010(平成22)年度にはアイヌ政策推進会議が、道外に暮らすアイヌの人々を対象に生活実態調査を行っている。対象人数が限定的であるためここには引用していないが、意識や考え方等について知るうえで大変参考になる。

※3 「アイヌ政策に関する世論調査報告書

3 私の学び

 私は、松浦 武四郎という人物について学ぶ道筋で、たくさんのアイヌの人々と語り合う機会を得ました。特に、北海道東部のある湖近くの集落(コタン)には、何年もの間、様々な季節に通い、長いときには数ヶ月滞在させてもらうこともありました。そのような出会いをとおして教えてもらった、たくさんのことのなかから特に印象的なものを紹介します。

イチャルパの準備
イチャルパ

 

儀式を教えてもらう筆者(中央)
イチャルパ

 

①「学校が差別の入口だった」

 「イチャルパ」という祖先供養祭の準備をしているときのことでした。私が元教員であると知ったおばあさんたちが、口々に「差別の入口は学校だった」という話を始められました。子どもの頃に受けた厳しい差別についての経験談でした。「『アイヌには文字が無いのだから、学校で勉強なんかしなくてもいいだろう』と先生にまで蔑まれたときの怒りは、終生忘れられない。悔しさをバネに私たちは文化を伝えている」と語った人もいました。そんな思いを抱きながら、自分たちの文化を後世に伝えようとされている姿が心に焼き付いています。

②「文字のない社会って?」

 あるアイヌの女性から「文字のない社会って、どんな社会だと思う?」と問われたことがあります。私は「う~ん・・・」と唸ってすっかり困ってしまいました。それまでは「文明があれば文字があるのは当然」と思い込んでいましたから、短絡的に浮かんだ答えは「文明未開の後進的世界」でした。しかし、そのときは一生懸命立ち止まって考えました。そして、「文字がない社会ではなく、文字を必要としない社会ということではないでしょうか」と答えました。すると彼女は「あなた凄いね。素晴らしいね。どんな先生だったの?」と絶賛してくれました。そして、彼女は、文字を必要としないほどのアイヌ社会の家族や同族の絆の豊かさについて、熱っぽく語ってくれました。彼女からのたった一つの問いかけが、私の考えを見事にひっくり返してくれた瞬間でした。これが異なる文化との出会いの楽しさなのだと思います。「文化に優劣はないのよ」と教えてくれた彼女に感謝しています。

③「川はどこへ流れていく?」

 釧路川の源流にあるコタンを訪れたときのことです。あるアイヌの方から「川はどこへ向かって流れていくと思う?」と尋ねられました。「海じゃないの?」と問い返す私に、彼は「違う。山へ入っていくのだ」と言います。「ええっ?なぜ?」と聞くと、彼は「私たちにとって一番大切なシペ(「本当の食べ物」の意。「鮭」を指す語)は、海から山へ入ってくるからだ」と説明してくれました。川の流れに沿って海に出た鮭は、産卵のため再び川を遡ります。そのとき、山に住む人や動物たちの糧となり、また、その皮はかつてのアイヌの人々にとって靴や衣類等の材料にもなりました。彼らにとって、川は海へ流れ込んで終わりになる単なる水の動きではなく、様々な生命を育む自然界の循環として捉えられていたのでしょう。松浦 武四郎の本の中にも、川を汚したら償いをしなければならないというアイヌの人々の考え方について記録されていました※4。現代の環境問題にも示唆を与える考え方だと思います。

※4 『蝦夷山海名産図会』巻一(秋葉実 翻刻・編『松浦武四郎選集二』北海道出版企画センター、1997年)

④「内なる国際化を」

エカシ(長老)のレリーフ
エカシ彫刻

 アイヌ民族にルーツを持ち、長年、北海道で教員を務められた清水 裕二さんは、国際化が叫ばれる風潮に関して「内なる国際化が先だ」と常々訴えておられます。日本国内に複数の民族が存在することを認識し、それを尊重する姿勢なしに、国外に目を向けることの無意味さを指摘している言葉だと思います。これは、私が出会ったアイヌの人々の多くが「もっと自分たちの国の問題を真剣に考えよう」と言われていたことと重なります。

 清水さんは、複数の民族が存在する国の状態を「おむすび型社会」という例えで表現しています。一粒一粒少しずつ形の違う米粒がうまく結びつくことによって「おむすび」になる、というイメージです。教職員のみなさんがそういう認識のもとで子どもたちを指導する社会になってほしいと話しています※5

※5 「アイヌ文化 見て学んで―学校教育におけるアイヌ民族学習―」 (公益財団法人 アイヌ民族文化財団のウェブサイト「平成20年度普及啓発セミナー報告集」より)  

 4 教育環境の整備を

 以上のことをふまえ、アイヌ民族の歴史と文化についての理解を促進するためには、広い範囲での教育環境の整備が必要だと考えています。個人の努力に依拠するだけの教育・啓発活動は大きな力とはなりにくく、限界があります。様々な機関が連携し、教育現場全体としての取組を進めていくことが求められています。

 以前、県内のある研修会で「松浦武四郎とアイヌ民族」を題材に話をさせていただいたときに、参加していた教職員の方からこんな悩みを打ち明けられたことがあります。

 「これまでアイヌ民族についてきちんと学んだことがないのに、授業で扱うことになり、戸惑っている。学びたいと思っても、どんな手段、機会、環境があるのかもわからない」

 これは、多くの教職員が抱える率直な悩みなのではないでしょうか。このような悩みの解決に向けた提言をいくつかしてみたいと思います。  

①県全体での取組

 三重県は北海道やアイヌの人々と縁の深い土地ではありますが、物理的な距離があることも確かです。三重県に暮らす私たちにとって、日常的にアイヌ民族の歴史・文化と接する場面は多くはないでしょう。「差別の現実から深く学ぶ」という人権教育の原則を大切にし、各教育委員会や関係機関等が、アイヌの人々と直接的に出会える研修の場を充実させる必要があると思います。具体的な人の生き方をとおして民族の歴史・文化を学ぶことは、学びの意欲を高めるために大変効果的です。

②各校での取組

教育・学習の場を「人権尊重の精神に立った環境」にする

 前章「3 私の学び」では、「学校が差別の入口だった」という、当事者からの厳しい言葉をお伝えしました。また、同じく前章で紹介した清水 裕二さんは、ご自分の教員時代の体験を次のように語っておられます(出典は※5に同じ)

 「教育現場で許せない場所がどこかというと、実は職員室なのです。転勤でいろいろな学校に行きましたが、多少の違いや温度差はあってもアイヌであるということで差別やいじめがあって、職員室は本当につらい場所でした」

 「最終的に管理職にもなりましたが、つらくて辞めたいと何度も思いました。・・・(中略)・・・が、何よりも『やっぱりアイヌか!』とバカにされるのが嫌で、本当に歯をくいしばって30何年かを過ごしました」

 学校で、このような思いを抱えさせられていた人々がいることを、忘れてはならないと思います。「三重県人権教育基本方針」には、学校そのものが人権尊重の精神に立った環境であることが人権教育を進めるうえでの基盤であると記されています。学校のあらゆる場において「差別の入口」がつくられることのないよう、教職員のみなさんには全力を尽くしていただきたいと思います。

多様性を理解できる力を身に付ける

 この記事を読んでいただいているあなたなら、前章で挙げた「文字のない社会って、どんな社会だと思う?」という問いにどのように答えるでしょうか。そこに、アイヌの人々の家族・同族の豊かなつながりという、プラスの要素を見出すことはできたでしょうか。

 同様のことは、アイヌだけでなく他の民族や国の文化に出会い、学ぶ際にも当てはまることだと思います。校内研修等の場を利用して、まずは教職員どうしで異文化との出会いの経験について語り合ってみるのもよいかもしれません。そういった出会いが自分たちの人生を豊かにするきっかけになると捉えられるような価値観を、私自身も含め身に付けていきたいものです。

関係機関・資料を活用する

 各校での教育内容をつくるためには、まず教職員が十分に学べる手段や環境が必要になると思います。そのような場合にお薦めしたい機関・資料等を紹介します。

 まず、松浦武四郎記念館です。ここでは、松浦 武四郎のことはもちろん、アイヌ民族に関する展示・解説も行っています。また、毎年、様々な研修講座も企画していますので、積極的に参加していただきたいと思います。

 次に、北海道内にある公益財団法人 アイヌ民族文化財団です。教職員研修にはもちろん、子どもたちの学習の場としても活用できます。副読本や指導資料書の発行、講師派遣等、多彩な支援活動を行っていますし、ウェブサイトでもアイヌ文化の基礎を学ぶことができます。また、同財団の一部であるアイヌ文化交流センターは、東京にあるので、研修旅行等の機会を利用して体験学習や公開講座に参加してみるのもよいかもしれません。

 その他、教職員としての認識を深めるための資料として次も参考にしていただきたいところです。

*日本学術会議「アイヌ政策のあり方と国民的理解」2011(平成23)年     

5 さいごに ~多文化共生社会への展望~ 

 2009(平成21)年12月、内閣府に「アイヌ政策推進会議」が発足し、アイヌの人々の意見を政策推進等に反映するための協議の場が設けられました。この会議の検討課題の一つに「民族共生の象徴となる空間※6(以下「象徴空間」)」をつくる計画があります。

 これは、北海道白老町ポロト湖畔に、国立アイヌ民族博物館を中心とした展示・体験・交流等のための3つのゾーンから成る空間を2020年の完成をめざして整備していくというものです。この空間全体が、アイヌ文化復興の拠点として歴史と文化を学び伝える役目を果たすとともに、これからの日本に「多様で豊かな文化や異なる民族との共生を尊重する社会」を築くためのシンボルとなることが期待されています。

 また、完成予定とされる年がオリンピックの開催年と重なることにも意味があります。2013(平成25)年9月、オリンピックの東京開催が決定しました。その数日後に開かれた第5回アイヌ政策推進会議の冒頭では、座長を務める官房長官から「(「象徴空間」をオリンピックの)前には完成させて、アイヌという先住民族について私たち日本としてしっかりと守り、そして、推進している姿を海外の皆さんにも見ていただける良い機会としたいと思っており、国際理解が進むことも極めて大事だと考えております」と挨拶があり、「アイヌの人々が誇りを持って生きることができる豊かな共生社会の構築に向けて」取り組んでいく姿勢が示されました。※7 

 国としてアイヌ民族博物館を創設するということは、アイヌ民族を尊重する取組の国内的な推進力となるばかりでなく、「私たちはどのような社会をつくっていこうとするのか」を国際社会に対して意志表明することになる、という点でも重要な意味を持っているのです。アイヌ民族の歴史と文化を学ぶにあたっては、このような将来への展望を併せて持つことも大切だと思います。

  北海道、そしてアイヌ民族と縁の深い三重県から、アイヌ民族についての理解を深める教育が広がっていくことを期待しています。

※6  「ウポポイ(民族共生象徴空間)」のウェブサイト参照 

※7 内閣官房アイヌ総合政策室ウェブサイト「アイヌ政策推進会議(第5回)議事概要」より 

《参考》三重県教育委員会が作成したアイヌ民族の人権に係わる教材・資料

  • 人権・同和教育センターReport 第13号「松浦武四郎記念館 ―アイヌの人々と親密な関係を結んだ人物―」(2003年)
  • 人権・同和教育センターReport第15号「アイヌの人々に係わる人権問題とは」(2005年)
  • 人権学習教材『わたし かがやく』より「アイヌの人々の暮らしに学ぶ」(2006年)
  • みえ人権教育News「アイヌ民族とともに歩んだ探検家 松浦武四郎」

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 人権教育課 調査研修班 〒514-0113 
津市一身田大古曽693-1(人権センター内)
電話番号:059-233-5520 
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