【Hello!とうけい】vol.210「三重県民は かつお 好き?」
そろそろ店頭に夏の食材が並び始める時期です。みなさん、5月が旬のかつおは、もう食べられましたでしょうか。今回は、年に2度旬のあるかつおについて取り上げます。
国民生活の家計収支の実態を把握することを目的とする家計調査では、地域の食の特性を見ることができます。下の図は、1年間に1世帯当たりかつお(鮮魚)の購入に、どれだけ支出したかを示しています。
支出金額を地域別に比較すると、四国地方の3,562円、東北地方の3,336円が飛びぬけて多く、東海地方は1,324円となっています。かつおというと高知県や静岡県が有名ですよね。しかし、三重県も負けていないのです!
三重県のかつおの漁獲量は29,700t(平成26年)で、同じ東海地方の静岡県に次いで全国第2位です。ご存じでしたでしょうか。
かつおへの月別支出金額(1世帯当たり)を、全国と津市で比較してみましょう。過去1年間の結果を見てみると、12月と1月を除いた全ての月で、津市は全国を上回っています。特に、初かつおの旬である5、6月は、大幅に全国を上回る結果となっています。
また、かつおの年間支出金額を県庁所在市及び政令指定都市別にランキング集計すると、津市は第10位にランクインしています。全国的に見て、津市のかつおの消費量が多いことがわかります。
ちなみに、かつお節・削り節の支出金額のランキングでは、那覇市、高知市、鹿児島市に続き津市は第4位です。
これらの家計調査の結果から、津市民のかつお好きが伺えますね。
初かつおの旬は終わりに近づいていますが、初秋には戻りかつおの時期がやってきます。また、かつおには疲労回復や貧血に効くアミノ酸やビタミンB12が、多く含まれています。これからの季節、健康維持にかつおはいかがでしょうか。
家計調査の結果は、総務省統計局家計調査http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htmで、三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.211は、6月24日(水)掲載予定です。 お楽しみに!
平成27年は国勢調査の年です。
国勢調査は、日本国内に住むすべての人と世帯を対象とする、国の最も重要な統計調査です。5年に一度実施され、その結果は、日本の未来をつくるために欠かせない様々な施策の計画づくりなどに利用されます。みなさまのご回答をよろしくお願いします。