【Hello!とうけい】vol.206「むし歯治療、終わっていますか?」
お正月も終わり、次のイベントといえばバレンタインデーです。店頭に多くのチョコレートが並び、甘いものを食べる機会が増える人も多いのではないでしょうか。こうした時期、気になることはむし歯です。
そこで、今回は学校保健統計調査の結果より、むし歯(う歯)について取り上げます。
毎年、各学校で実施される健康診断に基づき行われている学校保健統計調査では、児童及び生徒の発育状態・健康状態を明らかにすることを目的にしています。
過去20年のむし歯の者(処置完了者を含む。)の推移を見てみると、全国、三重県ともにむし歯がある者の割合は近年、減少傾向にあることがうかがえます。
平成26年度は前年と比べ、全国はすべての学校段階で低くなっていますが、三重県は小学校、中学校、高等学校で上昇する結果となっています。
次に、平成26年度におけるむし歯の者の割合を全国と三重県で比較してみましょう。
年齢別の推移は三重県、全国ともに5歳から9歳まで年齢とともに上昇し、10歳から12歳まで低下、13歳以降は上昇しています。三重県でむし歯の者の割合が最も高いのは17歳で67.1%、最も低いのは5歳で41.5%となっています。
全国と比較すると、すべての年齢において、三重県が全国を上回る結果となっています。
昔と比べ、全体的にむし歯の者の割合は減少してきているものの、全国と比較すると三重県は依然としてむし歯が多いということがわかります。
むし歯のうち未処置歯のある者の割合を見てみると、むし歯の者の割合同様、すべての年齢において三重県が全国を上回る結果となっています。三重県では、むし歯の割合が全国に比べ高いだけでなく、むし歯の治療が完了していない児童及び生徒が全国に比べ高いことがうかがえます。
みなさん!おいしくチョコレートを食べるためにも、一度歯の検診を受けてみてはいかがでしょうか。
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/index.htmでご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.206は、平成27年2月25日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!