【Hello!とうけい】vol.203「空き家率が増加~住宅・土地統計調査速報結果」
「住宅・土地統計調査」は、我が国の住宅とそこに居住する世帯の居住状況、世帯の保有する土地等の実態を把握し、その現状と推移を全国及び地域別に明らかにすることを目的として、5年毎に実施されています。
昨年10月に実施されました「平成25年住宅・土地統計調査」の速報集計結果が、総務省統計局から公表されましたので、その結果概要を見てみます。
三重県の総住宅数は、83万1千戸で5年前の調査結果と比べると3万9千戸(4.9%)増加しています(全国平均は5.3%増)。20年前の平成5年の調査結果と比べると22万1千戸増加しており、その増加率は21.0%となっています。
また、空き家数は12万9千戸で5年前の調査結果と比べると2万4千戸(12.3%)増加しており、空き家率は15.5%となっています。20年前の平成5年の調査結果と比べると6万9千戸(21.5%)増加しており、空き家率も9.8%から大きくなっています。
総住宅数の増加率の推移を見てみると、三重県は平成10年に12.6%と大きく増加しましたが、その後は減少傾向にあり、今回は4.9%で全国の平均5.3%を下回っています。
また、空き家率の推移を見てみると、三重県は平成5年の9.8%から増加傾向にあり、平成20年は13.2%と平成15年の13.7を下回りましたが、今回は15.5%と大きく増加しました。全国平均は平成5年から増加しており、今回は13.5%となっています。平成10年から三重県の空き家率は全国平均を上回っています。
上記のグラフから、総住宅数の増加率は減少傾向にありますが、空き家率は増加傾向にあることがわかります。
その他の詳しい速報集計結果の概要につきましては、総務省統計局ホームページ http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/10_2.htmをご覧ください。
三重県の統計情報は「みえDataBox」 /DATABOX/index.htm でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.204は、11月26日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!