【Hello!とうけい】vol.200 食卓に並ぶのは肉料理?魚料理?
平成26年7月~11月にかけて、全国消費実態調査が実施されます。この調査は5年ごとに行われており、国民の暮らし向きを家計の面から総合的にとらえ、我が国の所得、消費及び資産の水準や構造を明らかにすることを目的としています。
といっても、言葉での説明は抽象的ですので、実際にこの調査でどういったことがわかるのか、消費と資産の面から見てみましょう。
まず、全国消費実態調査のメインといえる「消費」の調査、つまり、「私たちが何をどれくらい買ったか」という調査について、各都道府県別にデータが公表されていますので、どんなことにお金を使っているか地域ごとの特色や差が見てとれます。
下の表は、前回の平成21年調査の結果から、二人以上の世帯について、魚介類と肉類の支出の合計額に占めるそれぞれの割合を比較したものです。
魚介類+肉類=100%
魚介類への支出割合は岩手県、秋田県、新潟県など東日本で多く、肉類への支出割合は沖縄県、熊本県、和歌山県など西日本で多くなっています。
三重県は日本の真ん中くらいにあり、使うお金も魚介類が49.8%、肉類が50.2%で、同じくらいとなっています。
次に、「資産」の面に注目します。全国消費実態調査では、テレビやエアコン、自動車や携帯電話など、様々な耐久財がどのくらい普及しているのか、ということも一緒に調査しています。
では、三重県で全国より普及率の高い耐久財は何でしょうか。
三重県は、食堂セット(食卓と椅子のセット)が全国一の普及率であるほか、システムキッチン、温水洗浄便座、薄型テレビ(プラズマ 液晶 有機ELを含む)、空気清浄器、洗濯機(乾燥機一体型 ドラム式等)についても、全国順位で上位にランクされています。(二人以上の世帯)
さて、皆さんの食卓に並ぶ今夜のメニューは、お魚でしょうか、お肉でしょうか。
全国消費実態調査では、このほかにも様々なことが分かります。全国消費実態調査に、ご理解とご協力をお願いいたします。
全国消費実態調査について、詳しくはこちらhttp://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/index.htm(総務省統計局のページ)
三重県の統計情報は「みえDataBox」 /DATABOX/index.htm でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.201は、8月27日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!