【Hello!とうけい】vol.181 ご用心のうえ、よいお年を!
今年ももう残すところあと僅かとなりました。年の瀬は何かと慌ただしく、普段は気をつけていることでも、つい注意がおろそかになったり、気が回らなくなる時があるのではないでしょうか?
そこで、年末にかけて大きな事故、犯罪等に巻き込まれず、安全・安心な生活を送るためにも、三重県における火災、交通事故、犯罪の状況についてご紹介したいと思います。
まず火災についてですが、平成23年に発生した火災は847件で、前年に比べ76件(9.9%)増加し、死傷者は148人で6人(3.9%)減少しました。また、損害額は17億2,877万円で4億2,993万円(33.1%)増加しました。
出火件数を火災種別割合でみると、建物火災381件(構成比45.0%)、車両火災98件(同11.6%)、林野火災55件(同6.5%)などとなっています。
冬場はストーブ等の暖房器具の使用や鍋物等の料理で火を使う機会が多いと思われます。火の元には充分気をつけましょう。
次に交通事故の状況です。平成23年の交通事故(人身事故)は、発生件数1万420件、死傷者数1万3,908人うち死者数95人となり、前年に比べ発生件数が855件(7.6%)、死傷者数が1,105人(7.4%)減少し、死者数は40人(29.6%)減少しました。
年末に車で帰省される方も多いと思われます。事前に交通状況を把握し、時間と心にゆとりをもって、安全な速度で運転を行うよう心掛けましょう。
最後に犯罪の状況です。平成23年中の刑法犯の認知件数は2万2,215件、検挙件数7,191件で、前年に比べ認知件数は1,210件(5.2%)減少、検挙件数は711件(11.0%)増加しました。
認知件数を罪種別にみると、窃盗犯が1万7,435件で最も多く78.5%を占め、以下粗暴犯539件(構成比2.4%)、知能犯512件(同2.3%)などとなっています。
買い物等の際、空き巣や引ったくり、すり等には、充分に注意が必要です。
平成23年の状況を見ると、火災の発生件数が前年よりも増加し、交通事故(人身事故)の発生件数や刑法犯の認知件数等は、前年よりも減少傾向にありますが、依然多くの方が被害に遭われており、こういった状況を少しでも改善して行くことが重要です。
火災、交通事故、犯罪等に充分注意し、何もトラブルに見舞われることなく、誰もがおだやかな気分で新年を迎えられるようにしたいですね。
それでは、よいお年をお迎えください!
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/index.htmでご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.182は、平成25年1月23日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!