【Hello!とうけい】vol.177 三重県の共働き世帯は多い?
国勢調査には、夫婦の労働力状態の調査も含まれており、共働き世帯の割合(=共働き率)を算定することができます。共働き率が高い都道府県はどこでしょうか。三重県は全国的に高い方でしょうか。
平成22年国勢調査によると、三重県の共働き率は46.7%で全国平均43.5%を少し上回っています。都道府県別では高い方から22番目で、ほぼ真ん中となっています。
都道府県別の一覧は、次の表のとおりです。
共働き率の高い都道府県は、福井県(56.1%)、山形県(55.1%)、富山県(54.0%)の順となっています。一方で、共働き率の低い都道府県は、奈良県(35.5%)、大阪府(36.8%)、神奈川県(38.5%)の順となっています。
都道府県によって共働き率に違いがあり、北陸や山陰地域など日本海側では比較的高く、一方で、関東や近畿地域では比較的低くなっていることがわかります。
次に、県内各市町の共働き率をみると、次の表のとおりです。
県内で共働き率が高い市町は、玉城町(55.3%)、度会町(54.7%)、多気町(54.5%)の順となっています。一方で、共働き率が低い市町は、南伊勢町(38.3%)、尾鷲市(40.0%)、熊野市(40.5%)の順となっています。
都道府県でも共働き率に違いがみられましたが、県内の市町でも共働き率にばらつきがあることがわかります。
国勢調査のHP(http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/index.htm)では、様々なデータが得られますので、興味があればご覧になってください。
※共働き率の算定方法
平成22年国勢調査 産業等基本集計結果 第23表
「夫が就業者で妻が就業者の夫婦のいる一般世帯数」÷「夫婦のいる一般世帯の総数」
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/index.htmでご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.178は、平成24年9月26日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!