【Hello!とうけい】vol.169 統計グラフコンクールに携わって
統計グラフコンクールの歴史は永く、統計グラフ全国コンクールは平成23年度で何と59年回目を迎えました。
統計グラフ全国コンクールを高校野球の甲子園大会に例えると、統計グラフ三重県コンクールは地方予選大会にあたります。
統計グラフ三重県コンクールで、知事賞や教育長賞などを受賞した優秀な作品は全国コンクールに出品され、そこで他府県から出品された優秀作品と一緒に審査され、その中で優れたものが全国入賞作品となります。
高校野球もそうですが、地方予選大会で質の高い競争を勝ち抜いたものは、全国でも有力な受賞候補作品となります。
都道府県別に地方コンクールの出品数をみますと、東高西低の傾向が強く東北地方や北関東地域の県では1,000点を超える出品があります。
三重県の状況は、毎年約300点ぐらいの出品があり、小学生から一般参加の80代の方まで、老若男女幅広い年齢層からの参加をいただいています。 今年は、3月11日に起きた東日本大震災の影響で地震や節電に関するテーマの作品が多数寄せられました。応募いただいた学校の先生にお話を伺うと、応募期間が夏休みをまたいでいることもあり、夏休みの課題として取り組んだ学校が多いようです。
生徒達は統計グラフのポスターを作成するにあたり、何についてのグラフを描くかのテーマ決め、目標を立て、それに向かって長い期間をかけて毎日毎日地道にデータを収集します。ポスターとして完成させるため、「グラフの配置や配色等を工夫するなど全体的なデザインにも気を配る必要があるため、思った以上に時間がかかり苦労した」というお話を多くいただきました。
しかし、完成した後は、「いろいろな統計グラフの種類について勉強になった」「グラフにしてみて今まで知らなかった事や気付かなかった事を知ることができ勉強になった」「節電などの目標が達成できて良かった、これからも継続していきたい」「家族が協力してくれて楽しくできた」など達成感・満足感にあふれてたいたという感想を多くいただきました。
今後も、県民の皆さまからいただいたご意見・ご感想を踏まえ、より多くの県民の皆さまに統計に親しんでいただくとともに、統計を表現する技術を高めることを目的として統計グラフコンクールに取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、コンクールに入賞しますと、賞状や副賞が授与され、作品の展示も行います。さらに参加者全員に参加賞も授与されます。
今年は応募できなかった皆さまも、来年はぜひ応募してみてください!
今年応募していただいた皆さまは、来年もぜひ挑戦してみてください!
今年の応募は終了しましたが、応募された方がどんなグラフを作られたか、 「統計グラフ三重県コンクールの入賞作品集」から是非ご覧ください。
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/index.htmでご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.170は、平成24年1月25日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!