【Hello!とうけい】vol.238 工業統計から見た製造品出荷額等の上位市区町村を調べました
平成26年工業統計調査結果から、都道府県別に見た三重県の製造業の出荷額(製造品出荷額等※1)は、全国でも上位にランクされています(平成26年工業統計調査結果では製造品出荷額等:10兆5,427億円で全国第9位)。
では、都道府県別ではなく、市区町村別に製造品出荷額等を見たとき、どのようになっているのでしょうか。
今回は、平成28年4月に経済産業省から公表された資料(平成26年工業統計表 市区町村編)により、全国市区町村の上位及び三重県の市町が全国の市区町村の中でどのような位置にあるかを調べてみました。
上の表は、全国で上位10位までの市区町村及び100位までの三重県市町の製造品出荷額等順位と主な業種(産業中分類)についてまとめたものです。(※この表では、東京23区を一つにまとめた東京特別区とし、政令指定都市についても各区をまとめた市の出荷額として独自に順位を作成しています。)
全国1位にランクされたのは、愛知県豊田市で、2位以下を大きく引き離した出荷額となっています。三重県で最も上位は四日市市の10位で、100位以内に入った三重県の市町は、鈴鹿市が43位、いなべ市が51位、亀山市が56位、津市が93位、伊賀市が95位となっています。
では、次に全国100位以内に入った三重県6市の製造品出荷額等について、業種別構成比をグラフで見てみましょう。(※2)
四日市市は、化学工業と電子部品・デバイス・電子回路製造業、石油製品・石炭製品製造業の上位3業種で全体の約8割を占める構成比となっており、鈴鹿市・いなべ市は、ともに輸送用機械器具製造業の1業種で全体の7割以上を占めています。亀山市は、電子部品・デバイス・電子回路製造業の1業種で全体の過半数を占める構成比となっています。津市は、輸送機械器具製造業、次いで食料品製造業、金属製品製造業、電気機械器具製造業、はん用機械器具製造業の順に上位を占める構成比となっており、伊賀市は、化学工業、輸送機械器具製造業、生産用機械器具製造業の上位3業種で全体の約半分を占める構成比となっていることがわかります。
工業統計調査の過去の調査結果は、http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/result-2.html からご覧いただけます。
三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/index.htm
でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.239は平成29年11月22日(水曜日)掲載予定です。
お楽しみに!