【Hello!とうけい】vol.168 個人企業経営者も高齢化?
全国の民営事業所の40%を占める個人経営事業所を対象として、総務省は「個人企業経済調査」を実施しています。全国の個人企業数の長期的な推移を見ると、小売業や製造業が昭和50年代中ばから減少の一途をたどっており、平成12年以降は飲食店やサービス業の減少も明確となっています。その結果、昭和50年代半ばには、400万を超えていた個人企業数は、3割以上の減少となりました。
平成15年から平成22年までの事業主の年齢構成の変化を見てみると、60才以上が占める割合は、7年間で(事業内容により幅がありますが)45.9~64.4%から62.3~73.2%へと、8.8~16.6%増加しています。一方、39才までの占める割合は、1.8~5.9%から2.2~4.7%へと、あまり変化していません。(△1.4~0.9%)
経営者の代替わりや新規参入などにより全体に占める39才までの若い経営者の割合は、この7年間であまり変わっていませんが、60才以上の高齢者は、高齢のまま働き続けるためその割合が増加していることが見て取れます。
これが、まだまだ経営の一線で働こうという積極性からか、事業を託すべき後継者がいないという消極的な理由かはわかりませんが、平成22年の調査結果では、後継者がいる事業所の割合は18.4~22.4%になっています。
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.168は、平成23年12月21日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!