【Hello!とうけい】vol.167 「統計の日」ってご存知ですか?
日本には「○○の日」という記念日がたくさんあります。
統計にも記念日があり、10月18日が「統計の日」とされています。
統計の日は、統計の重要性に対する関心と理解を深めていただくとともに、統計調査に対しより一層の協力を頂くため、昭和48年の閣議了解によって定められたものです。
では、なぜ10月18日になったのでしょうか。これは、我が国最初の近代的統計である「府県物産表」に関する太政官布告が公布された日、明治3年9月24日(太陰暦)が今の太陽暦で10月18日にあたることに由来しているのです。
※「府県物産表」とは、各府県ごとに農林水産物と鉱工業生産物の生産高をまとめたものであり、我が国の統計の発展過程で重要な役割を果たしました。
ちなみに、現在では当たり前のように「統計」という言葉を使っていますが、この言葉は、英語の「statistics」の訳語として、明治時代に定着したものです。明治4年にはすでに、統計という言葉が大蔵省統計司という政府の組織名称に使われていましたが、当時、「statistics」の訳語としては他にも、「政表」「形勢」「表紀」といった様々な言葉があてられていました。
しかし、やがてそれらの訳語は消え、統計という言葉が定着していったのです。
さて、毎年、総務省は統計の日のポスターを作成しており、これに使用するための標語を募集をしています。
平成23年度ポスターの標語には、「小さな協力 大きな役目 統計はあなたが主役」が選ばれました。
ぜひ統計の日を覚えていただくとともに、今後とも統計調査にご理解をいただきますよう、よろしくお願いします。
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.168は、平成23年11月22日(火曜日)掲載予定です。お楽しみに!