【Hello!とうけい】vol.157 統計グラフ三重県コンクール
「統計グラフ三重県コンクール」(主催:三重県、後援:三重県教育委員会)では、広く県民の皆様に統計に親しんでいただくとともに、統計を表現する技術を高めることを目的として、統計グラフの募集をしています。県内に居住・通勤する方が対象で、小学生から大人まで、だれでも参加することができます。
統計グラフとは、自ら選択したテーマを表現するために、いくつかの統計資料を集め、そのデータをグラフ化してポスター状に仕上げたもので、普段難しく思われがちな統計を分かりやすく視覚から伝えるようにしたものです。テーマは自由で、募集締切は9月はじめとなっています。今年はもう終了しましたが、応募者の方がどんなグラフを作られたか、是非ご覧ください。
「統計グラフ三重県コンクール」 http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/000013153.htm
統計は、ただ単に「データ」を集めて集計しただけでは、単なる数字の集まりにすぎず、そこから何を読み取ることができるのかが必ずしも明らかではありません。そもそも統計を作るときには、何について知りたいかという目的があるはずですから、その目的に合わせて上手に表現することが重要になってきます。そこで登場するのが「グラフ」ということになります。「グラフ」は、統計の結果を視覚的に表すことが出来るたいへん便利な道具で、「グラフ」をうまく表現することによって、自分の伝えたいことを的確に伝えることができます。
「グラフ」にはいくつかのタイプがあり、それぞれに特性があります。その特性を考えながら、自分が伝えたいと考える目的に応じて、最適な「グラフ」を使うことによって説明力もぐんと高まります。
・量の大小をあらわすには→「棒グラフ」:量の大小を棒の高さであらわせます。
・増減をあらわすには→「折れ線グラフ」:線の傾きで、増減をあらわせます。
・割合をあらわすには→「円グラフ」や「帯グラフ」、「三角グラフ」
・データの散らばり具合をあらわすには→「ヒストグラム」や「箱ひげ図」
・複数の指標をまとめてあらわすには→「レーダーチャート」:平均との比較時に便利。
・2つの量に関係があるかどうかをあらわすには→「散布図」
詳細については、総務省統計局の統計学習サイト「なるほど統計学園」 http://www.stat.go.jp/naruhodo/c1search.htm をご覧ください。
最後になりましたが、コンクールに入賞しますと、賞状や副賞・参加賞が授与されたり、作品が展示されたりします。
今年は応募できなかった皆さまも、来年はぜひ応募してみてください!
今年応募していただいた皆さまは、来年もぜひ挑戦してみてください!
三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.158は、平成23年1月26日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!