調査の結果
平成22年度の三重県と全国の健康状態調査結果の主な項目を比較すると、裸眼視力1.0未満の者の割合、アトピー性皮膚炎の者の割合、ぜん息の者の割合では三重県が全国平均よりも低く、鼻・副鼻腔疾患の者の割合、むし歯(う歯)のある者の割合で三重県が全国平均よりも高くなっています。
健康状態調査
(1)裸眼視力(表4、統計表)
裸眼視力1.0未満の者の割合は年齢が上がるにつれ高くなる傾向にあります。
また、全国と三重県を比較すると、すべての年齢において三重県が全国よりも低くなっています。
※三重県の13歳、14歳、15歳、17歳の裸眼視力1.0未満の者の割合は公表しておりません。
(2)鼻・副鼻腔疾患(図3、統計表)
鼻・副鼻腔疾患(蓄のう症、アレルギー性鼻炎等)の者の割合は、11歳、13歳、14歳を除いた年齢で10%を超えており、最も割合が高いのは6歳、10歳で17.2%です。
また、全国と三重県を比較すると、11歳、13歳、14歳を除いて三重県が全国よりも高くなっています。
※三重県の16歳、17歳の鼻・副鼻腔疾患の者の割合は公表しておりません。
(3)アトピー性皮膚炎(図4、統計表)
アトピー性皮膚炎の者の割合が最も高いのは5歳で5.0%、最も低いのは16歳で0.5%でした。
また、三重県と全国を比較すると、5歳、9歳を除いて三重県が全国よりも低くなっています
(4)むし歯(う歯)(図5-1、図5-2、統計表)
むし歯(う歯)のある者の割合は17歳が77.3%と最も高く、5歳が51.3%と最も低くなっています。
また、全国と三重県を比較すると、すべての年齢で三重県が全国よりも高くなっています。
(5)心電図異常:6歳、12歳及び15歳時のみ(統計表)
心電図異常者の割合は6歳で2.1%、12歳で3.8%、15歳4.5%です。年齢が上がるにつれ、心電図異常者の割合が高くなる傾向にあります。
(6)寄生虫卵保有:5歳から8歳時のみ(統計表)
寄生虫卵保有者の割合は、5歳、8歳で該当者なしとなっており、6歳、7歳で0.0%(少数第二位を四捨五入)となっています。
(7)ぜん息(図6、統計表)
ぜん息の者の割合は6歳で最も高く4.0%となっており、16歳で最も低く1.6%となっています。
また、全国と三重県を比較すると、すべての年齢で三重県が全国よりも低くなっています