【Hello!とうけい】vol.151 国勢調査でわかること
今回は、6月23日で調査期日(10月1日)まで残り100日となった「国勢調査」についてお話します。
国勢調査は5年に一度行われる調査で、日本に住んでいるすべての人(外国人も含む)を対象とする国の最も重要な統計調査です。
国勢調査の結果から、国や地域のさまざまな姿を見ることができます。
下の図は、三重県の年齢別人口(5歳階級)がどのように推移してきたか、昭和30年調査から前回(平成17年)調査までの10年ごとのデータをグラフにしたものです。
少子高齢化といわれて久しいですが、前回の17年調査において、総人口の1,866,963人に対して65歳以上の人口が400,647人と大きな割合を占める一方で14歳以下の人口が266,741人とその割合が小さくなっており、その変化がこれまでのデータとの比較で確認出来ます。
また、昭和30年調査で最も人口の多かった5~9歳(現在60~64歳の方々)の年代が、その後の調査でいずれも最も多い人口を構成しながら左から右へ推移するさまは、まるで波が移動しているかのように見えませんか?
さて、今回の調査ではどのような結果になるのでしょうか。
この年齢別人口は、出生、就学、就職等といったライフステージごとの人口を示すもので、学齢人口の算出や高齢者福祉対策など、各種行政施策や計画を進めるためになくてはならない資料となっています。 このほかにも、国勢調査から得られる調査結果は、男女・年齢別等の人口構成、仕事をしているかどうかなどの経済活動状況、世帯構成や世帯の居住状況など、さまざまな分野で幅広く利用されています。
10月1日の国勢調査にみなさんのご理解とご回答をお願いします。
国勢調査について詳しくは総務省統計局のホームページをご覧ください。
アドレスは、http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/index.htmです。
また、三重県の統計情報は「みえDataBox」/DATABOX/index.htm でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol152は、7月28日(水)掲載予定です。お楽しみに!