三重県経済情勢(令和6年10月の指標から)(三重県景気動向指数を含みます)
令和6年12月27日
(景気判断資料)
三重県内経済は、足踏み状態となっている。
1.三重県内経済情勢の概要
【生産】
生産は、持ち直しの動きがみられる。
鉱工業生産指数は、2か月連続で前月比減となったが、7か月後方移動平均でみると、前月から上昇した。
【個人消費】
個人消費は、足踏み状態となっている。
大型小売店(百貨店・スーパー)販売額の前年同月比(既存店調整値)は、3か月ぶりにマイナスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から低下した。
自動車(新車)登録台数(軽自動車を除く)及び軽自動車(新車)販売台数の合計の前年同月比は、3か月連続でマイナスとなったが、7か月後方移動平均でみると、前月から上昇したものの8か月連続でマイナスであった。
【雇用情勢】
雇用情勢は、弱さがみられる。
有効求人倍率は1.15倍で、前月を0.02ポイント上回った。
2.三重県景気動向指数の概要
【CI(コンポジット・インデックス)の動向】
令和6年10月のCI(令和2年=100)の速報値は、先行指数116.6、一致指数116.9、遅行指数103.3となった。
先行指数は、前月と比較して1.2ポイント上昇した。3 か月後方移動平均は0.2ポイント下降し、3か月連続で下降した。7か月後方移動平均は0.86ポイント上昇し、6か月連続で上昇した。
一致指数は、前月と比較して1.1ポイント下降した。3か月後方移動平均は1.0ポイント下降し、4か月連続で下降した。7か月後方移動平均は0.27ポイント上昇し、7か月連続で上昇した。
遅行指数は、前月と比較して1.1ポイント上昇した。3か月後方移動平均は2.1ポイント上昇し、7か月連続で上昇した。7か月後方移動平均は1.3ポイント上昇し、3か月連続で上昇した。
【DI(ディフュージョン・インデックス)の動向】
令和6年10月のDI の速報値は、先行指数22.2%、一致指数37.5%、遅行指数75.0%となった。
一致指数(景気の現状を示す指標)は、景気判断の分かれ目となる50%ラインを4か月連続で下回った。
報告書、統計表のダウンロード
三重県内経済情勢(1857KB)(三重県景気動向指数を含みます)
参考
三重県景気動向指数の改定について (763KB)〔令和4年10月3日掲載〕
ご注意
- 三重県景気動向指数は、平成21年4月分の公表から、景気変動の大きさやテンポといった量感を把握できるCI(コンポジット・インデックス)を中心とする公表形態にしております。
- 用語の意味をご確認いただく際には、リンクをクリックして該当ページをご覧いただくか、別途「景気動向指数の解説」のページをご覧ください。